昨年10月期の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」での好演も記憶に新しい“めるる”こと生見愛瑠(ぬくみ・める)さん。モデル、バラエティーでは“めるる”として活躍中だが、昨年は「第46回 日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞し、3本の連ドラにも出演するなど“俳優・生見愛瑠”としての活躍も目立った。ドラマデビューから2年、俳優として快進撃を続ける生見さんに、仕事のスタンスなどの話を聞いた。
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昨年は、4月期の連続ドラマ「日曜の夜ぐらいは…」(ABC系・テレビ朝日系)で3人のメインキャラの一人を演じ、5月には「風間公親-教場0-」(フジテレビ系)にゲスト出演、そして10月期の「セクシー田中さん」(日本テレビ系)では主演の木南晴夏さんに次ぐ“2番手”を務めた生見さん。その活躍ぶりから、日経トレンディ(日経BP社)が選ぶ2023年の「今年の顔」にも選ばれた。
ちょうど2年前、2021年のドラマデビュー作「おしゃれの答えがわからない」(日本テレビ、関東ローカル)に出演する直前の頃に筆者がインタビューした際「演技に挑戦していきたい」と話していたが、まさに有言実行。そう伝えると、「やった!……やったとか言っちゃった(笑い)。でもそれはめちゃくちゃうれしいです」と破顔する。
2023年を振り返ってもらうと「お芝居に自信を持てた年」と、声を弾ませる。
「お芝居を頑張るぞ!と意気込んでいた年だったのですが、想像以上にいろいろな作品に出演させていただくことができました。これまではまだまだ“女優さん1年生”みたいな自覚だったのですが、『演技いいね』とか『良い意味でめるるに見えなかった』と言っていただけることが増え、自信につながりました!」
特に「セクシー田中さん」で演じた生きづらさを抱えるイマドキ女子・倉橋朱里役への反響を「すごく感じました!」と、うれしそうに話す。
「ドラマだけは唯一“エゴサ”するのですが……(笑い)。これまでドラマに出ても『めるる』と呼ばれることが多かったんですけど、今作の反響を見ると役名で『朱里ちゃん』と呼ばれることが多くて、それがとてもうれしかったです」
「セクシー田中さん」は自身ほぼ初めてのコメディー作品でもあった。
「コメディーならではなのかも知れませんが、とてもアドリブの多い現場でした。カットがなかなか掛からない中で飛び出した掛け合いとかも実際に使われたりして、たまに素の“めるる”が出ちゃったときもありました(笑い)。でも難しいというよりは、面白かったです!」
役を演じる上で大切にしていることは“行間を読み解くこと”。「台本を読むときは、書かれていない出来事や心情も想像して考えます。なので、特にせりふがない部分の演技を褒めていただくことはすごくうれしいんです!」と、笑顔をはじけさせる。
せりふを覚えることは「苦手ではないです、むしろ得意な方」と自信をのぞかせる。覚えるのはもっぱら“外”で。「移動中やメーク中に読んで覚えてます。おうちはリラックスする場所と決めているので、絶対にやりません(笑い)!」と、オン・オフをはっきりさせたいためときっぱり。
「カフェではやらないですか?」と尋ねると、「カフェは苦手です……だいぶ“陰キャラ”なので、“陽”を感じるところが嫌いで……」と笑う。2年前のインタビュー時「根っからのインドア。東京にあまり友達もいなくて」と話していたが、その部分は全く変わらずだという。
「そこは唯一変わっていないところです(笑い)。本当に家から出ないし、友達は地元の子はいるのですが、自分からなかなか誘うことができないので東京では全然できず……。バラエティーのアンケートでも友達の名前を出せず、マネジャーさんとのエピソードばかりなので……今年は人脈を広げたいです(笑い)」
今年もモデル、バラエティー、ドラマと慌ただしい一年が見込まれる。多忙な毎日、支えになっているのは、応援してくれる両親の存在。
「私に関する情報をホント全部見ているんです(笑い)。普段は特に何も言ってこないのですが、会ったときにだけ『おめでとう』と褒めてくれたり、良くないと思った部分も言ってくれます。悪い部分を言ってくれる人ってなかなかないので、すごくありがたいです」
今年の三が日も、家族に会いに地元の愛知県に帰省していたという。「なかなか長期でお休みがないんですけど、少しでも休めたら海外に旅行とかではなく、地元に帰りたいです。家族に会いたいし、“地元の味”で落ち着きたい!」とほほえんだ。
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