i☆Ris:原点回帰の昨年 24枚目シングルで新たな一面 話題の劇場版アニメはどうなる?

「i☆Ris」の(左から)芹澤優さん、若井友希さん、山北早紀さん
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「i☆Ris」の(左から)芹澤優さん、若井友希さん、山北早紀さん

 声優アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」の24枚目のシングル「White Lyrical Kingdom/キセキ-ノ-フィラメント」が1月24日に発売された。今年初夏に公開される劇場版アニメ「i☆Ris the Movie Full Energy!!」を盛り上げるプロジェクト「キミと一緒に“Full Energy!!”」の一環の全力コラボ企画の第3、4弾となる両A面シングルで、アニソン界トップクリエーターとコラボ。「White Lyrical Kingdom」は音楽グループ「fhana(ファナ)」の佐藤純一さん、畑亜貴さん、「キセキ-ノ-フィラメント」は音楽クリエーター集団「Elements Garden」の菊田大介さん、織田あすかさんが手掛けた。メンバーの山北早紀さん、芹澤優さん、若井友希さんに新曲や劇場版アニメについて聞いた。

ウナギノボリ

 ◇歌詞に照れてしまう?

 --「White Lyrical Kingdom」は新しい「冬の恋愛ソング」がテーマです。

 山北さん とても清楚(せいそ)な曲ということで、デビューしたてのフレッシュなアイドルが歌ってそうじゃないですか。新しさを感じましたね。12周年目のタイミングということもあり、佐藤さんがi☆Risに合わせて「まだ未来は描き放題だから」という歌詞を書いてくださいました。祝福感がありますよね。前回の冬の曲は失恋の歌だったので、それと対比してまた新しい曲になっていると思います。

 若井さん 全力コラボということもあって、佐藤さん、畑さんらしさを感じて、すごくすてきな曲です。畑さんは、キャラソンでお世話になったことがあるメンバーもいますが、意外にi☆Risとは初めてなんです。とてもありがたく思います。

 芹澤さん 11周年ライブで初披露したのですが、i☆Risとしては歌詞の「ずっとずっとそばにいたい」「いつでもずっと側で同じ空を飛べたら」というのは照れてしまうこともあって、MCでは絶対に言えない。でも、曲として歌うことで、「これからもこの5人でやってくれるんだ」とファンの方に伝わるものがあると思います。幸福感がありますし、ここまでやってきた思いが込められています。

 --照れてしまうということは、そう思っているということ?

 芹澤さん 思ってないです(笑い)。

 山北さん 芹澤さんは、一番思っているよ。そう言うけど(笑い)。

 --「キセキ-ノ-フィラメント」はライブでも盛り上がりそうな曲です。

 若井さん サビはコーラスと私たちの歌が掛け合っていますし、ライブでも一緒に声を出して!拳を上げて!!と盛り上がれてファンの方に喜んでいただけそうですよね。ファンの方のご褒美になる曲だと思いました。レコーディングの時、可愛い「Yeah!」ではなく、ファンの方のようなエネルギッシュな「Yeah!」を入れました。声出しのライブが戻ってきたからこそできた曲だなとも思います。早くライブで歌いたいです。i☆Risの絆という意味もあるし、ファンの方と私たちの絆という意味も込められています。結びつきを大事に歌いました。

 山北さん そうですよね。サビのところの歌割りは、基本的に一人で歌っていますが、ハモリでもう一人入っていて、ハモりというよりは、一対一のセッションのように感じています。いろいろなカップリングがあるんです。山芹(山北さんと芹澤さん)やひみゆちゃん(茜屋日海夏さんと久保田未夢さん)とかあって、ライブだとお互い目を合わせるんだろうな……と勝手に想像しています。10年以上やってきたからこそのいろいろなハーモニーが聴けそうで、楽しみです。私は結構、芹澤さんとやっているんですけど……・

 芹澤さん 私は山北さんとしかないんです。掛け合い感が結構強いんですよね。ライブではどうなるんでしょう? 本番の自分に聞いてみたいです(笑い)。

 ◇声出し解禁の喜び

 --2022年にはデビュー10周年を迎えました。11年目の2023年を振り返ると?

 山北さん 10周年が盛り上がり、それを終えての11年目でしたが、私としては昨年は振り出しに戻る感覚がありました。10周年を迎え、真っさらになったような。声出しが解禁になったことも大きかったです。ツアー、11周年ライブを通して活気が戻ってきたようで、原点に戻ったかな?という感覚です。

 若井さん 声出し解禁は大きかったですね。i☆Risのライブはファンの方の声がないと、物足りないと改めて実感したツアーでした。ツアーをきっかけに、声出しのライブに行きたい!と思っていただける新規のファンの方も増えていて、i☆Risとして10周年が終わっても、まだ勢いがあるという可能性を感じました。

 芹澤さん 10年は絶対やるぞ!という思いがあったので、10周年が終わり、ぽっかり穴が空いたようなところもあって、どこに向かうんだろう?とフワフワしたところもあったのですが、声出しが解禁されたこともあり、純粋にその瞬間を楽しもう!という感覚でライブができました。i☆Risでしか聞けないコールがあって、それを浴びられている時間がすごく楽しかったんです。

 --初夏には劇場版アニメの公開を控えています。どんなアニメになりそう?

 若井さん 11周年ライブのときにファンの方の生声を収録したのですが、どのシーンで使われるのかを楽しみにしてほしいですね。

 -ーライブシーンがある?

 若井さん そうですね……。まだ具体的には言えないのですが、なかったら寂しいですしね。ライブシーンがあるとしたらどの曲かな?と考察してほしいですね。

 芹澤さん みんなが思っているよりもメンバーの色が濃く出ていると思います。一人一人のパートみたいなものもあって、それぞれが輝きます。

 山北さん 収録は終わっているのですが、実際に見たら、自分はどういう感情になるのかな? だって当事者じゃないですか。当事者が当事者を演じているから、純粋に見る側と演じる側の気持ちが違うでしょうし。私、このアニメがすごく好きなんです。いいんです! だから、皆さんの反応が楽しみです。

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