鬼滅の刃:櫻井孝宏&河西健吾がメキシコに 「柱稽古編」で「やっとまた義勇と会えてうれしいです」

「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」のメキシコシティでの舞台あいさつの様子(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」のメキシコシティでの舞台あいさつの様子(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の劇場上映企画「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」の舞台あいさつが2月17日、メキシコシティで実施され、冨岡義勇役の櫻井孝宏さん、時透無一郎(ときとう・むいちろう)役の河西健吾さん、アニプレックスの高橋祐馬プロデューサーが登場した。雨の中、大勢のファンが集合した会場には、スペイン語吹き替え版で冨岡義勇を演じ、吹き替えディレクターでもあるマーク・ウィンズローさん、南米スペイン語吹き替え版の時透無一郎役のアルマンド・コロナさんも登場し、大きな盛り上がりを見せた。

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 櫻井さんはメキシコシティを訪れた感想として「作品に携わって日本を飛び出すのが初めてで、その初めてが『鬼滅の刃』で本当によかったと思っています。そう思えたのは来てくださったみなさまのおかげです。ありがとうございます。本当に“最高”の一言です。今日は雨予報でしたが、水柱と霞柱が雨を降らせてしまったのかなと」と笑顔を見せた。「それもスペシャルな機会をみなさまが作ってくれた気がして、今日の出会いに感謝しています」と語った。

 河西さんは「僕もメキシコは初めて来ました。すごくおいしい食べ物にも出会い、みなさんの熱烈な歓迎を受けて緊張していますが、ハッピーな気分です。ありがとうございます。声優のお仕事は裏方なので、みなさんの前に出来上がった作品をお届けして生の声援や応援を聞くことができると、次の作品作りの糧になるのですごくうれしいです」と喜びを語った。

 ワールドツアー上映では、新作テレビアニメ「柱稽古編」の第1話、「刀鍛冶の里編」の最終回となった第11話を上映。「柱稽古編」では、久々に冨岡義勇が登場することについて櫻井さんは「第1話の炭治郎と禰豆子の話で衝撃の出会いがあって、そこからポイントポイントで登場してはいますが、(前シリーズの)『刀鍛冶の里編』では義勇は出てこないんです。出演がなくとも作品を見ているので、『鬼滅の刃』に対する気持ちはずっと持っていましたが、『柱稽古編』でやっとまた義勇と会えてうれしいです」と思いを語った。

 河西さんは「無一郎は『刀鍛冶の里編』で炭治郎といろいろあり、記憶が戻りました」「『柱稽古編』では、また違った無一郎を楽しんでいただけると」と話した。

 会場には、キャラクターのコスプレをするファンや、グッズやコミックスを持ってステージにエールを送るファンも多く、櫻井さんと河西さんが演じる冨岡や時透のぬいぐるみを掲げるファンの姿もあった。それを見た櫻井さんは、義勇について「彼はクールに見えるし、少しトーンが低いキャラクターに見えますが、自分を表現するのが下手。内に秘める部分が実は少しエモーショナルなのではないかと思っています」「いつも寄り添いたいと思って演技しています」と思いを明かした。

 河西さんも「無一郎にはさまざまな絆や彼本来の優しさがありましたが、いろいろな過去があったことにより封じ込められてしまったので、炭治郎や仲間がいなければ今の時透無一郎は描かれなかったのではないかと思います。全ての仲間たちに感謝したいです」と、これまでのシリーズを振り返り、時透の成長を感じたと話した。

 高橋プロデューサーは、櫻井さん、河西さんに対して「二人とも一見クールに見えて少し言葉も少ないキャラクターですが、心の中に愛や優しさをたくさん持っているところが魅力的です。櫻井さん、河西さんも見た目はクールですが、中身は愛と優しさが詰まっているので、キャラクターもボイスキャストも魅力的だと思います」と、声優とキャラクターの共通点を語った。

 最後に櫻井さんは「ぜひ今回の上映では“絆”の素晴らしさをみなさんに届けられたらと思っています。家族や兄弟、仲間の絆など一つ一つが未来に鬼を倒すことにつながっていくので、さまざまな“絆”を楽しんでくださったらうれしいです」と話した。

 2月18日に誕生日を迎え、ファンから祝福を受けた河西さんは「僕の人生のこれからの新たな1ページにすてきな日をありがとうございました」と喜び、「たくさんの方に来ていただいて、本当にありがとうございます。ワールドツアーの目的は世界中のファンに直接会って“ありがとう”を伝えることです。みなさまからの愛情を受け取ったので、また日本に持ち帰ります。みなさまに楽しんでいただけるようなアニメを作るために頑張りますので、これからもよろしくお願いします」と締めくくり、大盛況の中、イベントは終了した。

 ワールドツアー上映では、声優陣が世界各地で実施される舞台あいさつに登場している。竈門炭治郎役の花江夏樹さん、竈門禰豆子役の鬼頭明里さんは、2月17日にシンガポール、18日にジャカルタを訪れた。

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