武藤彩未:初写真集でこだわったのは「年相応の大人っぽさ」 お風呂シーンには感動?

ファースト写真集「最初で最後」を3月12日に発売する武藤彩未さん
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ファースト写真集「最初で最後」を3月12日に発売する武藤彩未さん

 元「さくら学院」で、歌手の武藤彩未さんがファースト写真集「最初で最後」(ワニブックス)を、3月12日に発売する。武藤さんのソロデビュー10周年を記念した一冊で、「歌っているときには見られない、この写真集でしか見ることのできない私を表現したいな、と思った」と明かす。具体的には「年相応の大人っぽさ」にこだわったという武藤さんに、撮影の思い出などを聞いた。

 ◇出せるとは思っていなかった写真集 タイトルに込められた思い

 写真集は、東京都内に加え、広島の尾道などでも撮影された。レトロな雰囲気漂う街並みなどをロケ地に、27歳になった武藤さんのリアルな姿を収め、水着やランジェリーカットにも初挑戦した意欲作だ。

 「女性としてきれいなうちに、こうして形に残していただけてありがたいですし、こんなにも私だけを撮ってもらうことって今までなかったので、うれしかったです」

 タイトルはそのものズバリな「最初で最後」。そもそも写真集を出すという案は「私的にはなかった」といい、「写真集を出せるとは思ってもいなかったので、話をいただいたときは『いいんですか?』という驚きの方が大きかった」とも明かす武藤さんに、込められた思いを聞くと……。

 「それくらいの覚悟でやったというか。これが最後、くらいの気持ちで頑張ったので、その本気度が伝わればいいなって」

 その言葉通りに、さまざまな初挑戦が詰まった本作。中でも、水着やランジェリー姿の写真は、昔からのファンに新鮮な驚きを与えるのではないだろうか。

 「最初は恥ずかしくて、どう立っていいか分からなくて。普段から海とか行かないので、こういう恰好をしないから、ソワソワしちゃったのですが……。でも、カメラマンさんはじめ、スタッフの皆さんに緊張をほどいてもらって、すぐに慣れましたし、抵抗なくできました」

 「大胆な感じ」というよりかは「自然な美しさ」を目指したという武藤さんは「やりたかったことはできたのかな」と手応えをのぞかせる。さらに旅館でのお風呂シーンにも挑戦。「単純に感動してしまって」と話す。

 「水面の反射を使って見えそうで見えない、というカットになっていて。自分の中にそういった発想がなかったので、最初は『見えちゃうんじゃないの』と心配になったのですが。反射を利用して、こんなにもすてきに撮れるんだってことに感動しました」

 ◇お気に入りの衣装は? 気づかされた自分の肌の白さ

 1980年代を思わせる、どこか懐かしいアイドルソングを数多く歌ってきた武藤さんにぴったりな尾道でのカットをはじめ、初めて訪れた広島の風景も見どころ。ロケ先では地元の人たちと交流し、グルメに舌鼓を打った。

 「東京と比べると時間もゆっくりしていて、皆さんとても優しく感動してしまいました。食べ物も、カキに広島焼き、尾道ラーメンと、基本的に広島で有名なものは全部食べて、仕事ではあったのですが、広島を満喫できて楽しかったです。あと海や青空の感じとかは、東京では撮れない画(え)になったのかなって思いますし、レモンのかぶりものもしちゃいました」

 そのほか、お気に入りの衣装に表紙カットでも着用している白いシースルーのワンピースを挙げ、「見えそうで見えない絶妙な感じが自分では気に入っています」とほほ笑む武藤さん。今回の撮影を通じて、自分の肌の白さに気づかされたといい、「今まであまり見せてこなかった部分。ファンの方にも新たに発見していただけるのかな」と語る。

 「肌の白さはほめていただいた部分でもあって。海外留学していたときは、日焼け止めをさぼってしまったこともあったのですが、この肌の白さを大切にしていかなくちゃなって改めて思ったりもしました」

 童顔で、ずっと「大人っぽく見られたい」という思いを持ち続けてきた武藤さんにとって、ようやく「年相応の大人っぽさ」を表現できた写真集。その仕上がりについて「私的には大満足の、100点満点の一冊ができたと思っています」とご満悦だ。

 「初めての挑戦で、このあとまたやるか、と言われたら、今のところその予定はないですし、本当に27歳の、等身大の私を閉じ込めたので。とにかくタイトルの通り、最初で最後という覚悟で挑んだので、皆さんにもこの思いが伝わればいいなって思います」

 写真集はA4判、112ページ。価格は3300円。3月10日に池袋AKビル1Fライブハウス(東京都豊島区)で発売記念イベントも開催される。

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