スーパー戦隊シリーズの新作「爆上戦隊ブンブンジャー」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)に、ブンピンク/志布戸未来(しふと・みら)役で出演中の鈴木美羽(すずき・みう)さん。目指しているのは“王道ピンク”だといい「“戦隊のピンクってこうだよね”と視聴者の方に思っていただけたら、うれしいです」と話す。鈴木さんに、未来の役作りなど今作について話を聞いた。
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鈴木さんは2000年4月14日生まれの23歳。神奈川県出身。2012年にティーン向けファッション誌「nicola(ニコラ)」(新潮社)のオーディションでグランプリを受賞し、芸能活動を開始。「nicola」を卒業後は「Popteen(ポップティーン)」(角川春樹事務所)の専属モデルも務めた。映画、バラエティー、ラジオと多岐にわたって活躍しており、現在は、TBSの情報バラエティー番組「王様のブランチ」にブランチリポーターとしてレギュラー出演中。MBSラジオ「アッパレやってまーす!」に木曜レギュラーとして出演している。
今回、スーパー戦隊のオーディションを受けた理由を聞くと「(芸能活動において)お芝居をもっと頑張りたいという気持ちがあったのと、小さい頃に戦隊を見ていたこともあって、オーディションに挑戦しました」と明かす。
思い出のスーパー戦隊は「魔法戦隊マジレンジャー」(2005~06年)。
「姉が『マジレンジャー』にすごくハマっていて。(ヒーローショーを開催している)シアターGロッソにも行くぐらい好きだったのですが、私もそんな姉の影響を受けて一緒に見ていました」
オーディションの思い出を尋ねると、“戦隊ならでは”の審査に驚いたという。
「カメラに向かって『新戦隊見てね!』と話す審査がありました。戦隊は決めゼリフも大事だからという趣旨だったのですが、こんなこともやるんだ!と、とても新鮮でした。オーディションは“絶対に受かりたい!”という気持ちで臨んだのですが……カッコ良い方も、可愛い方もたくさんいらっしゃったので正直手応えはなかったです。合格の連絡をいただいたときは“え!”って声が出るぐらい、すごくびっくりしました(笑い)」
演じる未来は、感情豊かで天真爛漫(らんまん)な性格。ブンブンジャーの中ではムードメーカーだが、トラブルメーカーでもある……というキャラクター。
そんな未来とは共通点があるといい「私も楽しいことが大好きですし、『明るい性格だね』とよく言われるので、未来とは結構性格が近いかもしれません(笑い)。なので、演じる際は“私の中にあるもの”を使いつつ、実年齢よりはちょっと下の設定なので、若さで突っ走るというか……怖い物知らずみたいな“勢い”を意識しています」と話す。
未来は“王道ピンク”なキャラクターということも意識している。
「近年の戦隊は斬新(ざんしん)と言いますか、新しい風を吹かせるような作品が続いていましたが『ブンブンジャー』は、スーツにも表現されているように、ちょっと懐かしさを感じていただけるような作風です。長い歴史の中で見ますと、戦隊のピンクは“元気で明るくて天真爛漫(らんまん)”みたいなイメージを持っていらっしゃる方が多いと思うので、視聴者の方に『ピンクってこうだよね』って気持ちを持っていただけたら、うれしいです!」
未来の明るい性格には共感できるが、まだ慣れないことも。ショートパンツスタイルの服装に、若干恥ずかしさが……。
「プライベートではあまり脚を出す服を着ないので、慣れないです……。よく脚をさすってしまい、周りからは『寒いの?』って聞かれるので『寒いんじゃなくて、ソワソワするんです』というやり取りもあったり(笑い)。序盤の未来は基本ショートパンツスタイルなので、いつかロングパンツになってくれたら良いなって個人的には思っています……(笑い)」
「爆上戦隊ブンブンジャー」は、子供に大人気の車をモチーフにした、スーパー戦隊シリーズ第48作。レーシングスーツに身を包んだヒーローが、自ら作り上げたスーパーマシンで、さまざまな星を襲う宇宙のならず者「ハシリヤン」と戦う。脚本は、「ポケットモンスター」シリーズや「イナズマイレブン」シリーズなどを手掛けてきた“ホビーアニメの大家”冨岡淳広さん。
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