鬼滅の刃:松岡禎丞、伊之助を最初は「鬼かなと」 「柱稽古編」は「地獄のしごき」 早見沙織と台北&香港に

「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」の台北での舞台あいさつに登場した早見沙織さん(左)と松岡禎丞さん(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」の台北での舞台あいさつに登場した早見沙織さん(左)と松岡禎丞さん(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の劇場上映企画「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』絆の奇跡、そして柱稽古へ」の舞台あいさつが2月24日、台湾・台北で実施され、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)役の松岡禎丞さん、蟲柱・胡蝶しのぶ役の早見沙織さんが登場した。2月24日は胡蝶しのぶの誕生日で、ファンから「しのぶちゃーん!」と声援が贈られ、会場は大きな盛り上がりをみせた。

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 台湾のファンに囲まれてレッドカーペットを歩いた早見さんは「とにかくみなさんの熱気を肌で感じましたし、応援してくださるみなさんの表情がすてきで満面の笑みで見てくださって幸せな気持ちになりました」と語った。松岡さんも「素晴らしい! こんなにうれしいことはないですよね。この仕事やっていてよかったなと思いました」と話した。

 ワールドツアー上映では、新作テレビアニメ「柱稽古編」の第1話、「刀鍛冶の里編」の最終回となった第11話を上映。「刀鍛冶の里編」では、竈門炭治郎と上弦の肆・半天狗との激しい戦いが描かれ、台湾でも人気のシーンだという。松岡さんは「僕も実際にあの時は伊之助と(我妻)善逸が1話しか出ていなかったので『どうなるんだろう』と一視聴者としてずっと待っていたんですよね。もう鳥肌が立って、半天狗の分裂体(の声優)も知っている方しかいないという……(笑い)」と感想を語った。

 ワールドツアー上映では、「MY FIRST STORY × HYDE」による「柱稽古編」のオープニング主題歌「夢幻(むげん)」がお披露目され、早見さんは「毎回思いますけどとにかく格好いいですし、『柱稽古編』の曲ということで映像的にも柱の素晴らしい映像がたくさん詰まっていて」と絶賛した。

 「柱稽古編」では、鬼殺隊士に課される柱稽古のシーンも描かれる。松岡さんは「すごかったですね」とコメント。早見さんは久しぶりに描かれた胡蝶しのぶと栗花落(つゆり)カナヲとの掛け合いに「柱が集まるシーンはピリッとした緊張感があってドキドキしたのですが、カナヲとのシーンは少し違う緊張感もありつつも、アフレコしているとどこかすごく優しい気持ちになったような……意図したわけではないんですけど自然と引き出されて、2人の独特な関係地が築かれているのがアフレコでも感じましたね」と振り返った。

 「柱稽古編」がスタートする今年は「鬼滅の刃」のテレビアニメが5周年を迎える記念すべき年でもある。「竈門炭治郎 立志編」から伊之助を演じ続けてきた松岡さんが、初めて伊之助を見た時のことを聞かれ、「鬼かなと思いましたね」と話すと、会場が笑い声に包まれた。「登場の仕方がすごかったじゃないですか(笑い)。あげくの果てには足をガーンってやって『踏むな馬鹿野郎!』とぶん投げられ……。そこから比べたら伊之助も性格的にも成長してすぐにまねしたがるムーブもあり、いつの間にか絆が固まってこのまま禰豆子も含めて鬼殺隊の4人でいたいなと思います」と感慨深く語った。

 早見さんは改めて自身が演じてきた中で印象的なエピソードを聞かれる、「放送を映像と共に見て最初に『うわ、すごいな』と思ったのが蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れのシーンで『なんて美しいんだろう』と感動しましたね」と語った。

 最後に「柱稽古編」について、松岡さんは「笑えるし、熱い絆やみんなで戦うために訓練をするという。その訓練がすごくて、俗に言う地獄のしごきみたいな(笑い)、そういう面も含めて柱の話もあるので、本当に楽しみに待っていてください」とアピールした。早見さんも「ここから『柱稽古編』もはじまりますし『鬼滅の刃』もまだまだ続きますので、ぜひ引き続き応援していただけるとうれしいです。きょう、みなさんにこうやってあえて本当に幸せです!」と思いを語った。

 2月25日には、香港で舞台あいさつが実施され、松岡さん、早見さんが登場。伊之助、しのぶの名ぜりふを披露し、盛り上げた。

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