光る君へ:倫子様「もういい」としまいには不快感 疑惑の“文”…まひろはスラスラ解説、視聴者は「胃がキリキリ」

NHK大河ドラマ「光る君へ」第13回の場面カット (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」第13回の場面カット (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第13回「進むべき道」が、3月31日に放送され、終盤のまひろ(吉高さん)と倫子(黒木華さん)のやりとりに視聴者の注目が集まった。

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 第13回では、道隆(井浦新さん)の娘・定子(高畑充希さん)が、元服してわずか20日後の一条天皇(柊木陽太さん)に入内する。道隆たち中関白家が絶頂期を迎え、兼家(段田安則さん)の後継争いが始まろうとしていた。

 一方、為時(岸谷五朗さん)は官職を得られず、貧しい暮らしが続くまひろは、働きに出ようとするが……。

 倫子はまひろの身を案じ、自分のところで雇おうとするが、まひろは「他で決まってしまった」とウソをつき、倫子の申し出を断ってしまう。それでも倫子はまひろと親交を続けるつもりで、「今度、殿(道長)にも会ってくださいね」と優しくほほ笑むのだった。

 そんな倫子は、何やら気がかりなことがあるらしく、「これ、殿の部屋で見つけたのだけれど、大切そうに文箱の中に隠してあったの」と言ってまひろに文を差し出す。

 それはまひろが書いた漢詩で、「女の、文字ですよね」との倫子の問いに、まひろは動揺しながらも、その場をやり過ごそうとする。どうやら倫子は、道長と“もう一人の妻”明子(瀧内公美さん)との間に、以前から文のやりとりがあった、と考えているようだが、漢詩の意味を聞かれたまひろがスラスラと答えると、倫子は「もういい」としまいには不快感をのぞかせた。

 SNSでは「うわぁ…」「あー!」「オイオイオイオイオイ、ラブレター見られとるやんけ」などと反応。「自分のラブレターを解説させられるまひろ」「まあ、まさか、まひろだとは思わんわなぁ。わかっていて、これだと恐ろしいのだけど」「倫子さまは実はまひろ道長のことをすでに知ってそう」「倫子様、もう許してあげて」「今日はちょっと静かな回だなと油断してたら…! ラスト5分でこんな胃がキリキリするような展開になるとは…」といった感想も書き込まれた。

 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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