寄生獣:韓国実写ドラマで菅田将暉が泉新一に “右手”差し出す姿 韓ドラ初出演に驚きも

「寄生獣」が原作の実写ドラマ「寄生獣 -ザ・グレイ-」で泉新一を演じる菅田将暉さん(C)岩明均/講談社
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「寄生獣」が原作の実写ドラマ「寄生獣 -ザ・グレイ-」で泉新一を演じる菅田将暉さん(C)岩明均/講談社

 岩明均さんの人気マンガ「寄生獣」を実写化した韓国ドラマ「寄生獣 -ザ・グレイ-」に俳優の菅田将暉さんが出演し、泉新一を演じていたことが分かった。「寄生獣 -ザ・グレイ-」は韓国が舞台で、ゾンビ映画「新感染」シリーズなどのヨン・サンホさんが監督を務める。菅田さんが演じた泉新一は原作の主人公で、ドラマにサプライズで登場した。

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 原作は、人間を捕食する寄生生物(パラサイト)のミギーが右手に寄生した高校生の泉新一が、ほかのパラサイトと戦う姿が描かれた。日本で実写化された映画「寄生獣」「寄生獣 完結編」では、俳優の染谷将太さんが新一を演じた。ドラマでは、菅田さん演じる新一が“右手”を差し出すシーンも描かれた。同シーンには、ドラマと原作の世界観が交わっていることを象徴する役割があったといい、サンホ監督は「エンディングに登場する『泉新一』と『ミギー』はとても重要な役柄だった」と明かしている。

 菅田さんは「『地獄が呼んでいる』を見ていたので、ヨン・サンホ監督の作品に出られるうれしさと驚きがありました。また、小学生の頃に読んだ『寄生獣』の泉新一を演じられるということで、ワクワクしていました」とコメント。

 菅田さんが韓国ドラマに出演するのは今回が初めてで、撮影時の印象について「撮影している景色としては日本とあまり変わらなかったです。でも、元アニメーション作家であるヨン監督ならではの、現場のシステム作りというものに感動しました。CGも多い現場だったので、撮影前にアニメーションでイメージ映像を見せてもらい、撮影後にすぐ簡易的に画(え)をつないで合成パートの確認もしていました。これが今勢いのある韓国ドラマの作り方なのか、と思いました」と驚きを語った。

 「日本が誇る名作『寄生獣』をベースにした作品に日本人キャストとして、世界各国に配信されることをとてもうれしく思います。現代社会を反映した作品でもあるので、僕自身も楽しみです。ただのファンタジーでは終わらない作品になっていると思うので、さまざまな国の方々が見た時の反応が楽しみです」と話している。

 「寄生獣 -ザ・グレイ-」は、人間を宿主にして勢力を拡大しようともくろむ謎のパラサイトが韓国に襲来し、特殊部隊「ザ・グレイ」とパラサイトとの衝突が始まる中、なぜかパラサイトのハイジと共生することになった主人公のチョン・スインの物語が描かれる。俳優のチョン・ソニさんがチョン・スインを演じるほか、ク・ギョファンさんが消えた妹を探すためにパラサイトを追いかけるソル・ガンウ役、イ・ジョンヒョンさんがザ・グレイのチーム長としてパラサイト掃討に燃えるチェ・ジュンギョン役として出演する。

 「寄生獣」は、1990~95年に「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載された人気マンガ。コミックスの世界累計発行部数は2500万部以上。テレビアニメ「寄生獣 セイの格率」が2014年10月~2015年3月に放送された。実写映画第1部「寄生獣」が2014年、第2部「寄生獣 完結編」が2015年に公開されたことも話題になった。

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