光る君へ:聡明で、愛情深い一条天皇にとって「なくてはならない」定子 塩野瑛久「とてもとてもいとおしくて」

NHK大河ドラマ「光る君へ」第16回の場面カット 一条天皇(塩野瑛久さん)と定子(高畑充希さん) (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」第16回の場面カット 一条天皇(塩野瑛久さん)と定子(高畑充希さん) (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)で麗しく成長した一条天皇を演じ、注目を集めている塩野瑛久さん。本作の一条天皇について、「すごく聡明な、愛情深い天皇」と考える塩野さんが、自身の役や愛する定子(高畑充希さん)について語った。

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 一条天皇は、66代天皇。道長(柄本佑さん)の甥(おい)で、幼くして即位した。入内した道隆(井浦新さん)の長女・定子を寵愛するが、のちに道長の長女・彰子(見上愛さん)も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれる。

 塩野さんは「幼いころから天皇に即位して、自分の中で自覚は芽生えつつも、まだ若いというところで、至らないところだったりもあると自覚はしている」と役への印象を明かす。

 一方で、一条天皇が「民に寄り添い本当にこの国をよくしようと、一生懸命動こうとしてるってう描写はいくつかある」といい、「関白の言いなりになるのではなく、自分の頭で考え、自分で行動し、よき政を行っていこうという意志はすごく感じ取れる」と語ってみせた。

 そんな一条天皇が愛してやまない定子。塩野さんも「とてもとてもいとおしくて、なくてはならない存在」と位置付ける。

 さらには「心安らげる居場所みたいなふうに思っているんじゃないかな」と感じていて、「一条天皇も自分で政治を動かしていかなければならないという使命があって、やはりその情というものが邪魔してしまうことも時はあるんじゃないのかなと思っていて。その中のやはり一番大きい核というものが、定子の存在なんじゃないかなと思っておりますね。それはいい方向に働くときもあれば、自分の中でちょっと突っかかってしまうこともあるんじゃないかなと感じています」と、複雑な胸中を明かしてくれた。

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