スラムダンク奨学金:Bリーグコラボのバスケクリニック 今年も開催 井上雄彦「バスケの楽しさ、全力でトライする喜びを」

「スラムダンク奨学金」とBリーグがコラボしたプロジェクト「B.DUNK KIDS PROJECT 2024」(C)Inoue Takehiko,I.T.Planning,Inc.
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「スラムダンク奨学金」とBリーグがコラボしたプロジェクト「B.DUNK KIDS PROJECT 2024」(C)Inoue Takehiko,I.T.Planning,Inc.

 若いバスケットボール選手を支援する「スラムダンク奨学金」とプロバスケットボールリーグ・Bリーグがコラボしたプロジェクト「B.DUNK KIDS PROJECT 2024」が、今夏に実施されることが分かった。昨年に続き2回目で、未来のバスケットボール選手を育成することを目的に、全国の小学生を対象にしたバスケットボールクリニックを実施する。

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 バスケットボールクリニックは、バスケットボールに取り組む子供たち、もしくは競技に初めて触れる子供たちの可能性を広げるべく、全国の各クラブの協力を得て実施される。スラムダンク奨学金により海外経験を積んだ奨学生や、現役のBリーグ選手が参加し、子供たちにバスケットボールのテクニックや競技の楽しさを伝える。有明アリーナ(東京都江東区)で7月7日、Bリーグ各クラブで7月中下旬~8月に実施される。参加無料。

 「スラムダンク奨学金」は、人気バスケットボールマンガ「SLAM DUNK(スラムダンク)」の作者・井上雄彦さんの「この作品をここまで愛してくれた読者とバスケットボールというスポーツに、何かの形で恩返しがしたい」という思いで、2006年に始まった奨学金制度。審査を通過した奨学生は米国のプレップ・スクール(大学進学の準備をする学校)へ留学し、14カ月間にわたり、勉学とバスケットボールの研さんに励む。2024年までに17人が留学した。

 井上さんは「バスケが好きな子どもたちへ、B.DUNK に参加して、バスケの楽しさ、全力でトライする喜びを改めて感じてもらえたらうれしいです」とコメントを寄せている。

 ◇Bリーグの島田慎二チェアマンのコメント

 今夏は2大会連続で男女ともに5人制バスケットボール日本代表がオリンピックに出場、Bリーグもかつてない入場者数を記録するなど、いわゆる“バスケットボール熱”の上昇を感じさせる事象が続いています。体格差の影響が大きいと言われているバスケットボールという競技において、世界にも通用する力を見せてくれている日本代表の活躍に感化された子どもたちに、ぜひこの未来の選手を育成する「B.DUNK KIDS PROJECT」に参加いただき、バスケットボールを知り、学び、その魅力を感じてもらいたいと願っています。

 ◇集英社のコメント

 「大好きなバスケットボールに恩返しがしたい」井上雄彦先生のこの一言でスラムダンク奨学金は発足し、今年で18回目を迎えます。奨学生として派遣される選手たちが“アメリカのバスケットボール”という新しい刺激に出会う場所です。読書すること、ゲームをすること、ネットに接すること、勉強すること、映画を見ること、運動すること、人と話すこと、つながること……私たちの日々は新しい刺激との出会いにあふれています。そして、心を動かされた体験は私たちを成長させてくれます。

 私たち集英社は、“バスケ”との出会いを子供たちに提供する場所として、この「B.DUNK PROJECT」をBリーグと一緒に立ち上げました。その出会いが、参加してくれた子供たちの未来の糧となることを願って。48年ぶりに男女そろって自力で五輪出場権を獲得した今年、日本中でバスケットボールへの注目や期待は高まるばかりです。

 バスケットに興味はあるけど、やったことはない。子供にバスケットをやらせてみたいけどやらせる機会がない。そんなお子さんや親御さんにとってこのプロジェクトがバスケットボールに触れる一つの機会になることを心より願っています。ご心配はいりません。今の日本代表選手だって、桜木花道だって、誰でも最初は初心者です。小学生の皆さん、この夏にバスケットを大好きになってください。

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