i☆Ris:博史池畠監督、福田裕子が明かすアニメ制作の裏側 実は小ネタが盛りだくさん

「i☆Ris the Movie - Full Energy!!-」の舞台あいさつ「i☆Ris&制作スタッフと一緒にFull Energy!!舞台挨拶」の様子
1 / 2
「i☆Ris the Movie - Full Energy!!-」の舞台あいさつ「i☆Ris&制作スタッフと一緒にFull Energy!!舞台挨拶」の様子

 声優アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」の劇場版アニメ「i☆Ris the Movie - Full Energy!!-」の舞台あいさつ「i☆Ris&制作スタッフと一緒にFull Energy!!舞台挨拶」が6月2日、MOVIX亀有(東京都葛飾区)で開催された。博史池畠監督、脚本の福田裕子さん、メンバーの山北早紀さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さんが登壇し、アニメの制作の裏側を明かした。

ウナギノボリ

 池畠監督は、メンバーが声優として出演した「キラッとプリ☆チャン」を手掛けたことでも知られている。登壇したメンバーのアニメでの表現について「山北さんはリーダーだけど、リーダーっぽくないリーダーにできてよかったです。まとめるせりふを振るようにしていました。茜屋さんは意図的にイケメン風のところを作りました。可愛いところ、格好いいところの高低差が出ていて、さすがです」と説明。

 「若井さんは、台本にないところにも岐阜弁を入れていて、岐阜愛を感じました。歌うシーンもアドリブで入れていただきました。久保田さんは、クールなところがあるので、抑えめにしないといけない。どうやって目立たせよう?と考えました。“久保田ワールド”でキャラクター性が出て、演技も素晴らしくて、キャラクターに深みが増したと思います」と続けた。

 福田さんは、メンバーが声優として出演したアニメ「プリパラ」でも脚本を手掛けた。「10年前からのご縁がつながって、幸せだと思う一方で、ファンにならないと!と思い、勉強を始めました」といい、勉強のつもりがすっかりi☆Risに魅了され、「苦労は全然なくて、楽しんでいました。ファンの方に追いつかなきゃ! i☆Risちゃんが好き!という気持ちで作らせていただきました」と明かした。

 アニメには、シロリス、クロリスというキャラクターも登場するが、福田さんは「クロリスを絶対に悪者にしたくなかったんです。シロリスは正統派のファンですが、クロリスのようなファンも悪くないんです。勇気を出して一歩を踏み出し、現場に行くようになる……とファンの象徴にしたくて、大切に描こうとしました」と思いを込めたという。

 アニメにはメンバーの小ネタもちりばめられている。池畠監督が「久保田さんのフォークリフトのシーンは、フォークリフト用のメカ作監を立てました。ファンも知らないネタですが、山北さんのこけ方にも元ネタがあります。マネジャーさんから聞いたのですが」、福田さんが「異世界に行くシーンは、ひみちゃんねる(茜屋さんのYouTubeチャンネル)のドッキリ映像がネタになっています。山北さんのY字バランスは、ライブでやっていたのを見て入れました」と語るなどさまざまな小ネタが仕込まれているようだ。

 裏話が続々と飛び出し、山北さんは「5回以上見ましたが、お二人のお話を聞いて、まだまだ新たな楽しみ方ができそう!」と興奮していた。

 アニメは、i☆Risが突如、 なりたいものに何にでもなれる世界・リスリスランドに連れていかれるが、そこは“歌”がなくなった世界で、“歌”を取り戻してほしいと助けを求めることになる。「次の10年、私たちはどうなるんだろう」というi☆Risの思いが描かれ、ライブシーンも楽しめる。

写真を見る全 2 枚

アニメ 最新記事