2008~09年放送のスーパー戦隊シリーズ「炎神戦隊ゴーオンジャー」でゴーオンイエロー/楼山早輝を演じたことでも知られる俳優の逢沢りなさんが、約12年ぶりの写真集「月刊 逢沢りな」(講談社)を6月12日に発売した。「年齢を重ねていく過程を撮って残してもらえることは、とてもうれしい」とグラビアへの思いを語る逢沢さんに、写真集の見どころ、ゴーオンジャーメンバーとの交流についても聞いた。
◇露出度高めの撮影は「がむしゃら」
写真集「月刊 逢沢りな」は、写真家ND CHOW(アンディ・チャオ)さんと初めてタッグを組み、かつてない大胆な露出やポージングに挑戦した。「やるならとことんやり切って」という気持ちで臨んだといい「見せたことがない自分を見せられるかどうかはチャレンジでした」と胸の内を明かす。
大胆な露出には「不思議と恥ずかしさはなかった。アンディさんが次々と流れるように提案してくださったので、その流れに乗りつつ、がむしゃらな感じで臨みました」と撮影を振り返る。
挑戦的なカットが多数あるとアピールし「中でも“手ブラ”はチャレンジでした。こういう撮影、カットは今までしたことがなくて。自分でもびっくりするくらい……新鮮です!」と笑う。
撮影にあたっては「できる限りのボディーメークはしようと思って、ピラティスに通いました。ですが、衣装合わせで『もうちょっと肉づきがあってもいいのでは』と提案されて。その瞬間からちょっと体づくりをやめました(笑い)。“いい具合”を目指して、食べることも頑張りました」といい、「正解か分からない中、自分なりにやりました。(仕上がりの判断は)皆さんにお任せします」とほほ笑んだ。
◇「ブンブンジャー」ゴーオンレッド回はリアタイ ゴーオン新作への思いも
逢沢さんは「ゴーオンジャー」で俳優デビューした。同作は自身の「原点」だといい、生まれ変わっても戦隊ヒーローを「もう一度演じたい」とうなずく。
「ゴーオンジャー」が終了して今年で約15年だが、共演者については「身内のような、家族のような、たまに定期的に会う存在。安心感があります」としみじみ。「全員で集まれることは中々ないのですが、仕事やプライベートの近況報告、当時の懐かしい話をしています。思い出トークは『あのときあれをやった』より『めっちゃ怒られたよね』みたいな“怒られた話”の方が多いですね(笑い)」と明かす。
現在放送中の「爆上戦隊ブンブンジャー」第12話(5月19日放送)にゴーオンレッド/江角走輔(古原靖久さん)が登場したことが話題になったが、「古原さんが出演することは知っていたので、リアタイしました!」と話す。
「何年もたっているのにまたテレビで見れている不思議な感覚もありましたし、スタッフの皆さんもファンの方もゴーオンジャーを大事にしてくれているのだと考えたら、グッときて泣きそうになりました。ゴーオンジャーのグループラインでも盛り上がっていました(笑い)!」
「ゴーオンジャー」は、4年後には20周年を迎える。「新作があるとしたら?」と聞くと「新作はやってみたいです!」とにっこり。「ゴーオンジャーといえばサーキットから始まる物語なので、サーキット場がちょっと出てくるような展開はいいですね!」と声を弾ませた。
最後に写真集にキャッチコピーをつけてもらった。
「“素の私と、女優の私の狭間”です。素が出ているような写真もありつつ、手ブラショットとか演じるような感覚で撮影した写真もあるので、どちらの面も表現されているのかなって。何度も見たくなるような写真集になっていると思うので、手に取りやすい場所に飾ってもらって、いつでも眺めてほしいです!」
写真集「月刊 逢沢りな」はA4判、128ページ。価格は3960円。(取材・文・撮影:遠藤政樹)