特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系、日曜午前9時)の映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」(田崎竜太監督)の公開を記念し、仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎役の本島純政さんと、仮面ライダーマジェード/九堂りんね役の松本麗世(れいよ)さんにインタビュー。宝太郎とりんねの関係性の変化や、映画の見どころなどを聞いた。
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本島さん:前作の「仮面ライダーギーツ」の主演の簡秀吉くんから「1年間、本当にあっという間だよ」と言われていたのですが、本当にその通りでした。いま終盤の撮影をしているのですが、あとちょっとしか宝太郎でいられないと思うと、さびしい気持ちでいっぱいです。でも、最後だから宝太郎の魅力を余すところなくお伝えできたら!と撮影を頑張っています!
松本さん:1年間なんてさすがにすぐ終わらないでしょ!て思っていたのですが……(笑い)。毎日の撮影に向き合っているうちに気付いたら終盤で、寂しい思いもあるのですが、ここまでみんなで作り上げた作品なので、最後まで気を抜かずに、九堂りんねとも向き合って、より良い作品にできるようにしたいです!
本島さん:テレビシリーズとは異なるアナザーストーリーが丁寧に描かれている印象でした。(DAIGOさん演じる)未来の宝太郎と、今の宝太郎の性格の違いもあり、なんで未来の宝太郎が“そうなってしまった”のかもしっかり描かれているので、すごく面白かったです。
松本さん:何度読んでも泣いちゃう台本でした。お芝居をしていても、泣くはずのないところでも涙があふれちゃったり……。未来の宝太郎の行動を見て、宝太郎ならそんなことしないはずなのに!って思って、つらかったですし、戻ってきてほしい気持ちとか、いろいろな気持ちがあふれました。(撮影の)段取りの時点で泣いてしまったときは、自分でもびっくりしちゃって(笑い)。
本島さん:監督もびっくりしていました(笑い)。
松本さん:今でも思い出すと、うるうるきちゃいます。
本島さん:最初の頃は名前も覚えてもらえず……(笑い)。
松本さん:シャットダウンしていました(笑い)。
本島さん:でも、そんな関係値だったのに、今では欠かせない相棒というか。目線を合わせるだけで心が通じて共闘したりするシーンがあったり。1年間積み上げてきた関係値だなと思います。
松本さん:徐々に心を開いていって、壁がなくなっていったのかなと思います。
松本さん:修学旅行編や、ロミオとジュリエット(を演じた回)もそうですし、グリオンとの決戦とかも……。
本島さん:いろいろあったよね。最初は4話かな。
松本さん:たしかに! りんねちゃんは、なかなか人に相談しないタイプなのですが、(4話で)唯一宝太郎に自分の悩みを話して。あそこは、2人の距離が初めて縮まった大事なシーンになりました。
本島さん:僕も台本を最初にもらった時にそう思って、麗世ちゃんに『九堂は宝太郎のことが好きなの?』って聞いたのですが、『そうじゃない!』って(笑い)。かたくなに『好きとかではない』って言っていたんです。じゃあどういうことなの!?って(笑い)。
松本さん:私は、りんねちゃんが宝太郎に恋をするのかな?って思うんです。やっぱり相棒として接している感覚だと思っていて。(ロミジュリ回で登場した宝太郎の幼なじみに)相棒を取られちゃうって気持ちだったのかな、と。私はその気持ちで演じていました。
本島さん:僕はてっきり恋愛感情だと思っていたので、それを聞いたときは驚きました(笑い)。お互い、役へのこだわりがありましたね。
本島さん:未来の宝太郎の世界線の過去の回想シーンでは、宝太郎はもちろんですが、九堂も現代の九堂と少し雰囲気が違っているんです。松本さんとはそこは結構すり合わせて演じました。力の入っているシーンなのでぜひご注目ください!
映画「仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク」は、突如未来から出現した敵に立ち向かうため、時空を超えた宝太郎とりんねは、荒廃した未来の世界を知る。そして、かつて宝太郎たちの窮地を救った、仮面ライダーガッチャードデイブレイク/20年後の宝太郎(DAIGOさん)と出会い……というストーリー。「爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット」との2本立てで公開中。
※田崎竜太監督の崎は「たつさき」
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