【愛知県大府市】認知症施策を先導してきた自治体として、「認知症ヘルプマーク」の全国展開への加速化

認知症ヘルプマークのデザインを反映したパスケース
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認知症ヘルプマークのデザインを反映したパスケース

プレスリリース詳細 https://kyodonewsprwire.jp/release/202409196644

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認知症基本法施行後、初めて迎える認知症の日・9月21日に、「認知症世界の歩き方」を開催

2024年9月18日

愛知県大府市

 愛知県大府市は、認知症施策を先導してきた自治体として、認知症の当事者が身に着ける「認知症ヘルプマーク」の全国展開を加速化させます。さらに、「共生社会の実現を推進するための認知症基本法(以下「認知症基本法」)」の令和6年1月1日施行後、初めて迎える「認知症の日(9月21日)」に合わせて、認知症の実践型ワークショップイベント「認知症世界の歩き方」を開催します。

 市は、平成19年12月に認知症の市民が鉄道事故に遭遇したことを受け、平成29年12月に全国初の認知症に関する基本条例「大府市認知症に対する不安のないまちづくり推進条例」を制定し、市民や地域組織、事業者や関係機関と連携して、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを進めています。

 「認知症ヘルプマーク」の全国展開を目指すのは、令和5年9月21日に開催した『認知症鉄道事故裁判~閉じ込めなければ、罪ですか?~』の著書・高井隆一氏と岡村秀人大府市長の「世界アルツハイマーデー対談」で、高井氏から提案があったことがきっかけです。

 市は、認知症基本法の制定を機に、「認知症ヘルプマーク」の全国展開と、認知症施策を先導してきた大府市による新たなイベント「認知症世界の歩き方」を通して、認知症への正しい理解のさらなる普及・啓発に取り組みます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409196644-O1-TAG6LE4a

 

認知症ヘルプマークの配布の概要

 市は、「認知症ヘルプマーク」が全国で周知され、認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族を温かく見守ることができる共生社会実現の一助となることを期待して、全国展開を目指しています。先だって、大府市民に対してひとり歩きの恐れのある市民やその家族に認知症ヘルプマークのデザインを反映(デザイン領域「横65㍉㍍×90㍉㍍」)したラバー素材のパスケース(大きさ「横65㍉㍍×100㍉㍍」)を配布します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202409196644-O2-nbo5Rs72

概要/認知症やその疑いがある人が身に着け、困っている時などに援助を受けやすくするため使用するもの

配布開始日/令和6年9月下旬

配布場所/大府市高齢障がい支援課(大府市中央町5-70)

配布対象/全国の認知症や認知症の疑いがある人

     ※他自治体などからの希望に対して、デザインを提供します。

     ※大府市民以外の方の入手方法についても関係団体等と調整中です。

https://www.city.obu.aichi.jp/kenko/koureishashien/ninchisho/1032201.html

デザインの選考の概要

 全国への普及を目的として、年齢、住所、プロ・アマ問わず、デザインの募集を行いました。

募集期間/4月8日(月)~6月28日(金)

選定/7月29日(月)に認知症地域支援ネットワーク会議で最終審査を行い、特賞1点(採用デザイン)・準特賞2点を選定

応募総数/293点

特賞受賞者/牧野さくら(マキノ サクラ、岐阜県不破郡垂井町、専門学生、20歳)

特賞を受賞した牧野氏のコメント/

 このデザインは、手を差し伸べる様子を抽象的に表現しています。黄色が認知症の人、白色が手を差し伸べている地域などのまちの人を表しています。黄色は、注目を集める効果がある、明るくエネルギーを持った色で、工事現場や信号など、危険や注意などを伝えるときに使われることもあれば、明るさ・元気・幸せなどの意味も持っています。不安や戸惑いから、黄色のシグナルが出ている認知症の人に手を差し伸べ、差し伸べられた人が明るく幸せになって欲しいという想いを込めました。また、遠くからこのマークを見た際に、ニコっとした笑顔に見えるようにデザインしています。

認知症ヘルプマークのデザイン表彰式

日時/令和6年9月21日(土) 午後1時00分~1時30分

場所/おおぶ文化交流の杜allobu 2階会議室(大府市柊山町6-150-1)

出席者/牧野さくら、大府市長 岡村秀人(オカムラ ヒデト)

※9月21日の「認知症の日」に開催するイベント内で実施します。

ワークショップイベント「認知症世界の歩き方」の概要

日時/令和6年9月21日(土) 午後1時30分~午後3時00分

場所/おおぶ文化交流の杜allobu 2階会議室(大府市柊山町6-150-1)

講師/NPO法人issue+design 稲垣美帆(イナガキ ミホ)氏

(特定非営利活動法人イシュープラスデザイン、代表:筧裕介、事務所:東京都文京区)

内容/認知症の方が生きる世界や見ている景色を体験するとともに、対話を通じて生活 環境を改善するためのスキルを学ぶ実践型ワークショップで認知症への理解を深める機会とします。また、イベントの開催前後には、認知症ヘルプマークの表彰式と認知症サポーター養成講座を開催します。

① 認知症ヘルプマーク表彰式(13:00~13:30)

② ワークショップ「認知症世界の歩き方」(13:30~15:00)

③ 認知症サポーター養成講座(15:15~16:45)

④ 認知症カフェ&出張!ものわすれなんでも相談室(13:30~16:45)

※おおぶ文化交流の杜allobu 内、Cafe オムレットにて開催

定員/50人(先着順)

料金/無料

申込/開催日前日までに、市公式ウェブサイトの申込ファームまたは健康未来政策課・高齢障がい支援課窓口へ。

https://www.city.obu.aichi.jp/kenko/event/1031888.html

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