ダンダダン
第5話「タマはどこじゃんよ」
10月31日(木)放送分
角川ビーンズ文庫(KADOKAWA)のライトノベルが原作のテレビアニメ「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」が10月9日からTOKYO MXほかで放送されている。主人公・ジルの声優を務めるのが、内田 秀さんだ。内田さんは「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のミア・テイラー役などで活躍する声優で、アニメの主演を務めるのは初めて。内田さんに初主演となった同作への思いを聞いた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」は、テレビアニメ化もされた「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました」の著者の永瀬さらささんの新作シリーズライトノベル。16歳の令嬢ジルが、王太子に婚約破棄され、彼と出会った6年前に戻り、破滅ルートを回避しようとする……というストーリー。ジルは、破滅ルートを回避するためにとっさに手をつかんだ、皇帝ハディスに求婚する。ハディス役の戸谷菊之介さんに加え、井澤詩織さん、日野まりさん、橘 龍丸さん、土岐隼一さん、貫井柚佳さんらが出演する。
内田さんは、オーディションを受ける前に、作品に初めて触れ、すっかりハマったという。
「最初、コミカライズを読み始めたのですが、すごく面白くて、原作小説を自分で買って、一気に読みましたし、原作者さんのXも見たりして、作品のことをすごく調べました。私は元々、ラブコメが好きなのですが、男性側がすごくデレるというのは、これまであまり読んだことはなくて、そこが新鮮でした。ハディスは竜帝なので強いのですが、ジルに対してはそこを見せません。メロメロなんです。そこが面白かったです。恋愛要素以外にもアクションがあったり、さまざまな魅力がある作品だと感じました」
内田さんが演じるジルは、婚約者に裏切られ、死ぬ間際に16歳から10歳に時間が逆行する。軍神令嬢と呼ばれるほど強い魔力を持つキャラクターだ。
「すごく強いキャラクターです。ほかの人を引っ張っていますし、しっかりもしています。時間が巻き戻っても芯が強いのですが、恋愛にはウブなところもあって、そこが可愛く、ギャップが好きです」
心は16歳だが、体は10歳というアンバランスなところが魅力でもある。16歳のジル、10歳のジルをどのように演じようとしたのだろうか?
「10歳に戻りますが、考えている時の声は16歳のままです。16歳、10歳のどちらなのかが分かるように演じようとしました。16歳の時は、体も成長しているので、10歳の時とは声帯が違うはずなので、より強さを出すことを意識していました。10歳のジルも芯は強いのですが、強さを保ちつつ10歳の声帯を意識していました。叫ぶ時、強さを残しつつ、幼い感じがまだ残るような表現になるように頑張りました」
収録では、16歳と10歳の演技を即座に切り替える必要があった。
「慣れるまで少し時間が掛かりました。自分の中で16歳になりきれてない、10歳になりきれていないと感じたところは自己申告して、録(と)り直させてもらったこともありました。でも、段々と自分の中でジルのことが深く分かるようになって、切り替えができるようになってきました。皆さんと一緒に収録する中で、キャラクターのことをより深く理解できたことが大きかったと思います」
初主演ということもあり「本当に分からないことだらけでした」というが、共演者に助けられながら、収録していた。
「最初はすごく緊張しました。ハディス役の戸谷君は年が近いですし、気さくな方ばかりで、皆さんと話をしていくうちに、優しい世界だ!と感じて、緊張することなく演技できました。それに、皆さんと一緒に収録することが楽しかったです。コロナ禍で分散収録の時は、先輩方の演技を間近で見る機会がなかったのですが、ご一緒させていただくことで、たくさんのことを学びました。私は人と話すのがすごく好きで、みんなと仲良くなりたいので、収録前に気軽にみんなとしゃべったり、終わった後にみんなで食事に行ったり、仲良くなることができたこともうれしかったです」
初主演で「だからこそ頑張らなきゃ!という気持ちが強く、先輩ばかりの中で、私だけが中途半端な演技をしてはいけませんし、ほかの人に負けたくない!という思いで準備していました」と気合を入れていた。収録を重ねる中で、たくさんのことを学んだ。
「最初の頃、尺に合わせることに集中しすぎて、ほかの方の演技のことをあまり考えていなかったかもしれません。ちゃんとやらなきゃ!という気持ちが強すぎて、周りに合わせる余裕がなかったんです。テストが終わって、音響監督の岩浪(美和)さんに『良かったんだけど、共演者の演技を通してほかのキャラクターとの関係性の理解を深めるといいと思う』とアドバイスされ、自分のことしか考えていなかったと気付きました」
内田さんは、収録前に台本に向き合い、練習をしすぎたことで、演技を固めすぎていたことに気付いた。現場で生まれる演技を大切にするために、練習方法を変え、柔軟に対応しようとした。
「もちろん練習はいっぱいするのですが、噛まないようにする練習だけで、フラットな状態で収録に臨もうとしました。皆さんと演技することで生まれるものがある。それが楽しいんです。皆さんには、自分にないものがあって、現場で触れることができるのは学びになりますし、刺激を受けます。戦っているシーンで、相手の気迫がすごい時は、負けないようにしないといけないですし、掛け合いが楽しいんです。やっぱり、この仕事が好きなんだ!と改めて感じました」
収録を終えて「先輩たちから学び、助けられ、自分の中で成長できたと感じています。自分なりにすごくやりきった感もあります」と成長を実感しているようだ。
最後に「ジルのように時間を逆行できるなら何歳に戻りたい?」と聞いてみると「小学3年生です……」と話し始めた。
「私はオーストラリア出身で、ずっと海外育ちだったのですが、小学3年生の時、初めて母の実家の広島の小学校に体験入学したんです。1カ月くらいの体験入学で、オーストラリアの学校とは全然違いますし、そこから日本に興味を持つようになりました。ただ、当時は子供でしたし、英語がしゃべれるから、別に日本語をちゃんと勉強しなくてもいいや……みたいな考えだったんです。今になって、あの時にもっと日本の文化に触れて、もっと日本語を勉強していたらよかったなと思っています」
アニソンの充実ぶりで知られるタワーレコード新宿店のアニメ担当バイヤー樋口翔さんが、アニソンの売れ筋や販売現場の生の声を伝える「新宿アニソンスコープ」。同店の10月20~27日の1…
人気アニメ「ガンダム」シリーズの「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の主人公スレッタ・マーキュリーのフィギュア「キャラモビ メカぐるみ スレッタ・マーキュリー【ガンダム・キャリバーン…
「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれたことも話題の魚豊さんのマンガが原作のテレビアニメ「チ。-地球の運動について-」の第6話「世界を、動かせ」が、NHK総合で11月2日…
アニメ「マクロスF(フロンティア)」の劇場版「劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~」に登場するVF-25F トルネードメサイアバルキリーの玩具「DX超合金 VF-25F トルネ…