機動戦士Gundam GQuuuuuuX:サンライズ×カラー 初タッグの経緯 鶴巻和哉監督で「新しいガンダムを」

「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の特報の一場面(c)創通・サンライズ
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「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の特報の一場面(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が制作されることが明らかになった。「ガンダム」シリーズなどを手掛けるサンライズ、「エヴァンゲリオン」シリーズなどで知られるカラーが初めてタッグを組み、鶴巻和哉さんが監督を務め、榎戸洋司さんがシリーズ構成、山下いくとさんがメカニカルデザインを担当する。12月4日、YouTubeで配信された発表会「ガンダムカンファレンス WINTER 2024」で発表された。バンダイナムコフィルムワークスの小形尚弘プロデューサー、カラーの杉谷勇樹プロデューサーが、初タッグの経緯を説明した。

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 小形プロデューサーは「企画は2018年くらいから始まっています。その前に、杉谷プロデューサーとは『機動戦士ガンダムUC』の第7話で一緒に制作をやっていただいていました。新しい『ガンダム』シリーズを企画している中で、杉谷さんに『鶴巻監督で新しいガンダムを作ってみたい』と話を持ちかけたのが最初でした」と初タッグの経緯を明かした。

 モビルスーツなどが登場する特報も公開され、小形プロデューサーは「せっかくの鶴巻監督なので、色をどこまで出していただけるかというところも今回はありました。そういう映像になってるかと思います」と語った。

 杉谷プロデューサーは制作について「歴史があるシリーズなのでプレッシャー、こういうことをやっていいのか?というところもあったのですが、小形さんから『切り口は新しい方がいい。自由にやってください』と言っていただき、伸び伸び自由にやらせていただいています。監督としてはやりたいことができた映像になっていると思います」とコメント。豪華スタッフについて「鶴巻監督の信頼をおける方にお願いすることができています」と話した。

 新作は、日本テレビ系でテレビアニメシリーズが放送され、放送に先駆けて、一部話数を再構築した「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」が2025年1月17日から全国373館の劇場で上映される。

 小形プロデューサーによると「『ガンダム』の45周年から50周年に向かう代表的な作品になる」と新作を位置付けているといい「劇場版を見るという体験は、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』もそうでしたが、お祭り的な部分もある。カラーとサンライズというなかなかない取り組みなので、ぜひ劇場で皆さんと一緒に体感したい」と語った。

 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は、女子高生のアマテ・ユズリハ(マチュ)が主人公となる。宇宙に浮かぶスペース・ コロニーで平穏に暮らしていたアマテ・ユズリハが、戦争難民の少女・ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技・クランバトルに巻き込まれることになる……というストーリー。エントリーネーム・マチュを名乗るアマテは、GQuuuuuuXを駆り、バトルの日々に身を投じていくことになる。同じ頃、宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ・ガンダムと、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に姿を現す。主人公機GQuuuuuuXは、マチュが操縦する謎の最新鋭モビルスーツで、ポメラニアンズの所属機としてクランバトルに参加する。

 黒沢ともよさんがアマテ・ユズリハ、石川由依さんが非合法な運び屋をしている少女・ニャアン、土屋神葉さんがマチュとニャアンの前に現れた不思議な少年シュウジ・イトウをそれぞれ演じる。

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