高橋文哉:料理人を目指した高校時代 俳優の道を後押ししてくれた言葉を明かす 「すごく胸に残っている言葉」

映画「少年と犬」の初日舞台あいさつに登場した高橋文哉さん
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映画「少年と犬」の初日舞台あいさつに登場した高橋文哉さん

 俳優の高橋文哉さんが3月20日、東京都内で行われた、西野七瀬さんとダブル主演を務める映画「少年と犬」(瀬々敬久監督)の初日舞台あいさつに登場した。「自分の胸にあるもの」を聞かれた高橋さんは、デビュー前のアルバイト先でのエピソードを明かした。

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 高橋さんは、「高校生のときは俳優の仕事を志していなくて、料理人っていう全く違う世界の夢を持って飲食店でアルバイトしていた。芸能の仕事に興味を持ち始めた時に、バイト先にたまに来るエリアマネジャーの社員の方に相談させてもらった。その時に『好きなことを仕事にしたいと思う感情は唯一、周りの人を振り回していいわがままなんだよ』って言われて」と回顧。

 続けて、「自分の感情だけで道を変えていいのかと思っていたので、その言葉にすごく救われた。今も作品を選んでいく中で『自分がやりたい』っていう感情をもっと大事にして向き合っていきたいと思えていて、すごく胸に残っている言葉です」と明かした。

 さらに、「(アルバイトを)辞めちゃったので、連絡先も知らず……。会うことは多分もう2度とないのかなと思いつつ、その言葉はすごく胸に残っています」といい、「今の活動をどこかで見届けてくれていて、『好きを仕事にできたんだな』と思ってくれたらいいな」と話した。

 映画は作家・馳星周さんの小説で、第163回直木賞に輝いた「少年と犬」(文春文庫)が原作。東日本大震災で飼い主を亡くし岩手からさまよってきた犬の多聞(たもん)が、旅路で出会った人々と触れ合いながら、5年をかけて熊本まで旅するというストーリー。高橋さんは、震災で職を失い仙台で生活する中で多聞と出会う中垣和正を演じた。

 イベントには西野さん、伊原六花さん、宮内ひとみさん、木村優来(ゆら)くん、瀬々監督、ジャーマンシェパード犬のさくらも登場した。

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