世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)で5月25日から上演される舞台「昭和から騒ぎ」に出演する俳優の松本穂香さん。ウィリアム・シェイクスピアの「から騒ぎ」が原作で、三谷幸喜さんが翻案と演出を手掛けている。“三谷幸喜作品”は今回が初めてという松本さんが稽古(けいこ)場の様子などを明かした。
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舞台には大泉洋さん、宮沢りえさん、竜星涼さん、高橋克実さん、峯村リエさん、松島庄汰さん、山崎一さんが出演。古都・鎌倉を舞台にした“三谷喜劇”が楽しめるというが、松本さんは「とても温かくて、楽しい稽古場です」と話す。
「先輩たちに対して失礼かもしれませんが、みなさん本当に可愛らしい方ばかりで、とても居心地のいい現場です。私の親世代の方も多いのですが、『こんなお父さんがいたらいいな』とか思ったりしています(笑)。特に、宮沢りえさんと私のお父さん役が高橋克実さんなのですが、高橋さんが私のツボです(笑)。笑ってはいけない場面でもついつい笑っちゃうので、どうしたら笑わないでいられるか、そこが私の課題でもあります」
姉妹役となる宮沢さんについては「稽古場でたくさんおしゃべりをさせていただいて、毎日いろいろなアドバイスをくださるんです」と明かす。
「『昔、自分も言ってもらって身になったことだから』とか『こうやったほうがいいよ』と具体的に優しくアドバイスをくださるので、とても助けていただいています。そうやって日々、つながりが濃くなっていっていると思うので、それが皆さんの目にも姉妹の絆として映ればうれしいですね。大泉さんも、いろいろと話しかけてくださって芝居以外のお話も聞かせていただいています」
三谷さんと大泉さんの「稽古中の攻防戦みたいな会話がとても楽しくて!」を声を弾ませる松本さんは、稽古場で多くの刺激をもらってきた。
「皆さんのお稽古を拝見していると、同じお芝居、同じせりふでも毎回微妙に違っていて、それぞれ自由に楽しみながらお芝居をされていることが伝わってくるんです。それが、とてもすてきで、それこそが舞台のすごさだとも感じています。そこに自分が参加できていることが、ものすごく幸せなことだなと日々感じています!」