直江喜一:「3年B組金八先生」の“腐ったミカン”加藤 ひかる一平と44年ぶり共演 「還暦高校生」で

映画「還暦高校生」に出演する直江喜一さん(左)とひかる一平さん (C)ロングキャニオン2025
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映画「還暦高校生」に出演する直江喜一さん(左)とひかる一平さん (C)ロングキャニオン2025

 TBS系で放送された学園ドラマ「3年B組金八先生」の第2シリーズ(1980~81年)に椎野一役で出演していた、ひかる一平さん(61)が主演する映画還暦高校生」(河崎実監督、6月27日公開)に、同じく「3年B組金八先生」第2シリーズで“腐ったミカン”といわれ話題になった加藤を演じた直江喜一さん(62)が出演することが5月28日、明らかになった。2人の共演は「金八先生」以来44年ぶりとなる。

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 「還暦高校生」は、日本橋三越の「福袋」で、「約500万円で河崎実監督に映画を撮ってもらえる」という企画を引き当てた、一般人の長谷摩美さんが、2019年の「メグ・ライオン」に続き、2024年に奇跡的に2度目を引き当て製作された映画。「いかレスラー」(2004年)、「日本以外全部沈没」(2006年)、「地球防衛未亡人」(2014年)などの話題作を数多く手掛けてきた“バカ映画の巨匠”河崎監督の最新作で、「青春とはなんだ」(1965年)や「飛び出せ!青春」(1972年)、「3年B組金八先生」(1979年~)、「スクール☆ウォーズ」(1984年)といった1960~80年代に制作された青春学園ドラマへの愛とオマージュをささげた、“新しい青春学園映画”と銘打たれている。

 直江さんは、42回留年している“還暦高校生”椎名(ひかるさん)の星雲学園の元同級生、伊藤を演じる。元“3B”のクラスメートだけに、息の合った共演を見せているという。出演について直江さんは「まさかはじめ(ひかるさん)と共演とは! 実に金八以来44年ぶりでした (実際は金八ファイナル(2011年)で、会ってましたが) 。役柄も当時同級生だった関係で、まさに、本当の同級生に会った感覚で、演じさせていただきました。撮影の途中、チョイ飲みしたり、打ち上げでも久しぶりにお話できて感無量でした! お互い、元気に今があると実感しました。一平とは言えない! 本名のたにぐちー!(ひかるさんの本名は谷口一郎)か、はじめー!だよ。お互いこれからも頑張っていこう! あっ!映画も河崎監督らしく、面白いですよー!」とコメントしている。

 本ビジュアル、本予告、追加キャスト、新規場面写真も一挙に解禁された。追加キャストは直江さんに加えて、若手熱血教師・野々山先生役に石田泰誠さん、マドンナの英語教師・亜紀子先生役に戸苅ニコル沙羅さんのほか、70年代の少年アイドルグループ「ビッグマンモス」の森井信好さん、“昭和のラジオスター”の笑福亭鶴光さん、「ウルトラマン」の古谷敏さんらも出演している。

 本ビジュアルでは学ラン姿の椎名(ひかるさん)が夕陽のグラウンドをバックにど真ん中に位置し、元同級生の伊藤(直江さん)が椎名に優しい眼差しを送っている。そこに「六十歳でベテラン高校生? 人として42ダブってどうなの!?」「令和のヤングに贈る青春映画! これが俺たちのスタートライン!」というキャッチコピーが添えられている。

 解禁された予告編には、若手熱血教師の野々山先生が赴任した星空学園3年B組に、42回ダブっている中年の椎名の姿が……。野々山は椎名にサッカー部に入ることを勧めるが、椎名は従わない。一方、野々山は教育熱心のあまり、不良の生徒には鉄拳制裁、校内暴力も日常茶飯事。さらに恋愛に悩む男子生徒にはメールではなく、ラブレターを勧める。一方で、椎名の元同級生だった伊藤が、学校内で暴力事件を起こし、放送室に籠城。「俺は腐ったミカンなんかじゃない!」と叫ぶ。さらに、椎名は野々山先生にある提案をする。それは、野々山先生が1000本のシュートを止めることができたら、椎名はいさぎよくサッカー部へ入部するという男の約束だった。果たして、野々山先生と椎名のサッカー対決の結末は……と展開する。

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