あんぱん:第96回の注目度 嵩の自信作がボツ! 視聴者の関心高まる

連続テレビ小説「あんぱん」のロゴ (C)NHK
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連続テレビ小説「あんぱん」のロゴ (C)NHK

 今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(総合・月~土曜午前8時ほか)の第96回(8月11日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのか? テレビの前の視聴者が画面にクギヅケになっていた程度を示す「注目度」の1分ごとの推移を調べたところ、最も注目度(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)が高かったのは、嵩(北村匠海さん)が編集者からの電話を受けた午前8時9分の70.9%だった。

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 「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したマンガ家で絵本作家のやなせたかしさん(1919年~2013年)と、暢さん(1918年~1993年)夫婦がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどりつくまでを描く、生きる喜びが全身から湧いてくるような「愛と勇気の物語」だ。

 ◇最高値は午前8時9分 明から暗へ 前後含め3分間が大きな山に

 三星百貨店を辞めて独立し、マンガ家専業となった嵩。第96回は、独創漫画派という集団に所属し、そこで割り振られた仕事をこなしていたが、決して順調とは言えない状況が描かれた。

 「注目度」が最も高かった午前8時9分の70.9%は、掲載される予定だったマンガ「メイ犬BON」がボツになったと編集者から電話で告げられた場面。嵩がのぶ(今田さん)に「(「メイ犬BON」が)ついに世に出るかもしれないよ」と報告し、2人で期待に胸をふくらませていた直前の8分(69.0%)や、独創漫画派の仲間に嵩がなぐさめられる直後の10分(70.5%)と3分続けて、関心が高まった。こうした展開は予想される雰囲気だったが、幸せな状況から急に暗転したこの場面に視聴者の視線が集中したようだ。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

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