9月7日にスタートする特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの最新作「仮面ライダーゼッツ」(テレビ朝日系、日曜午前9時)で、主人公の仮面ライダーゼッツ/万津莫(よろず・ばく)を演じる今井竜太郎さんにインタビュー。芸能活動を始めたきっかけや、オーディションの裏話、趣味について聞いた。
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今井さんは2005年6月2日生まれの20歳。181センチの高身長を生かし、2021年から男性向けファッション誌「FINEBOYS」(日之出出版)のレギュラーモデルとして活動中。今作で、地上波ドラマ初主演を務める。
芸能活動を始めるまでは、“水泳一筋”の人生だった。「6歳から17歳の頃まで毎日水泳をやっていて、水泳しか知らない人生でした。でも、高校生の頃にコロナ禍になって水泳ができない期間があり、将来を考えるようになり……。その頃にたくさんのドラマや映画を見て、いろいろな人生を演じられる俳優業をやってみたいと思ったのが、役者を目指すきっかけです」
水泳の世界には戻らない覚悟を決めた。「FINEBOYS」のオーディションに合格してモデルとしてキャリアをスタートしたが、それまで水泳をやっていた体形ではモデルには不向きだったため「15キロ落としました」と明かす。今は全く泳いでいないそうで「もう昔のようには泳げないと思います(笑)」
仮面ライダーのオーディションは、2作前の「仮面ライダーガッチャード」から受けており、“3度目の正直”で主演の座を射止めた。
「前作の『仮面ライダーガヴ』のオーディションでは最終審査まで進んでいたので、落ちた時はめちゃくちゃ悔しかったです。『ガヴ』が始まって見てみたらやはり(主人公の)ショウマは知念(英和)君がぴったりだなと思いましたが、やっぱり悔しさはありました(笑)。今回ダメなら縁がないのかもと覚悟してオーディションに挑んだので、受かったと聞いた時は本当にうれしかったです」
8月31日に放送された「仮面ライダーガヴ」の最終回にゲスト出演して、知念さんと共演したが、「知念さんがオーディションの時のことを覚えてくださっていて、うれしかったです。でも本番は、先輩には負けないぞという気持ちでお芝居しました」と振り返った。
「仮面ライダーゼッツ」は、人の夢に潜入してミッションを遂行するエージェントになった仮面ライダーゼッツ/万津莫が、夢の中に現れる怪人ナイトメアから人々を守る物語。
演じる莫は、夢の世界でエージェントになった時の寝癖が特徴的。「優秀なヘアメークさんに、ガッチガチにセッティングしてもらってます」と笑う。現実の世界の莫と、夢の世界のエージェントの莫、ギャップが見どころだが、好きな香りを使って演じ分けているという。
「趣味は香水を集めることです。現実とエージェントの莫に違いを出すために、意識的に香りを使って演じ分けをしています」
仮面ライダー史上初の胸に装着する変身ベルトや、アジア各国や米国での“世界同時期放送・配信”も話題となっている。
「スタッフさんたちからの『すごい力を入れているよ』というプレッシャーは感じていますが、期待してくださっているのはうれしいこと。その期待にしっかり応えたいです。これまでにないベルトもそうですが、予想がつかないストーリー展開になっていると思うので、歴代の先輩たちの気持ちを背負いながら新しい時代の一歩を歩んでいけたら」と意気込んだ。
編集後記……所属する芸能事務所、太田プロダクションの俳優で仮面ライダーに変身するのは初。「出演決定時は事務所内が大盛り上がりでした」(マネージャー談)。
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