開運!なんでも鑑定団:太平洋戦争で失われた“幻の隕石”登場 歴史的大発見に超絶鑑定額 スタジオは騒然

9月9日放送の「開運!なんでも鑑定団」の一場面(C)テレビ東京
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9月9日放送の「開運!なんでも鑑定団」の一場面(C)テレビ東京

 タレントの今田耕司さんとフリーアナウンサーの福澤朗さん、元「櫻坂46」の菅井友香さんがMCを務めるバラエティー番組「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系、火曜午後8時54分)。9月9日は、太平洋戦争で失われた“幻の隕石(いんせき)”が登場。超絶鑑定額にスタジオは騒然となる。

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 この日は、太平洋戦争による戦災で消失したとされてきた小城隕石(おぎいんせき)が登場。小城隕石は江戸時代の1741年に今の佐賀県小城市に落下した4つの隕石で、小城藩によって回収されたものの、そのうち小さな2つは以後の記録がなく所在不明に。

 残る2つのうち1点は英国の大英自然史博物館に寄贈され現在も収蔵されている。もう1点は東京・鍋島家が保管してきたが、鍋島邸が空襲で被災し所在が分からなくなると、現在まで「戦災で消失した」といわれてきた。

 依頼人は兵庫県芦屋市に住む男性で、渋谷区松濤に暮らしていた陶磁器コレクターの祖父が残した数多くの陶磁器の中から発見された。15年前に父から受け継いで調べたところ、太平洋戦争による空襲で消失したといわれてきたものが「ひょっとするとこれかもしれない」と思うようになったのだという。

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 小城隕石は、明治時代に工部大学校で教べんをとっていた英国人化学者のエドワード・ダイヴァースさんが成分分析を行い、重さは5.6キロと4.6キロという記録が残っている。4.6キロの隕石は大英自然史博物館で収蔵されており、依頼品の隕石の重さは5.64キロで論文に記載された重さとほぼ同じだった。

 さらに、依頼品には大英自然史博物館に隕石を送った際の返礼品と思われるスウェーデンに1869年に落下したヘスル隕石と複数の文書が添えられており、文書には「外務省」と印字された便箋に書かれたもの、小城藩主だった鍋島直虎宛てに当時の外務卿・井上馨が送ったと思われる書簡も残っている。

 鑑定結果を受けて今田さんは「(鑑定士の)興奮が伝わってきます」と話し、依頼人も「これが何かわかればホッとするかと思ったんですけど、逆に緊張しています」と語った。

 この日は、元の持ち主が2500万円で購入したものを格安で手に入れたという「林武の油絵」や、世界的な博物学者「南方熊楠のハガキと手紙」も登場する。

 番組プロデューサーは「戦後80年という節目に、戦争で失われたと思われてきた貴重な歴史的お宝が発見されました! この大発見の影には、空襲で家々が焼かれる中で後世に貴重なお宝を受け継ごうとした先人の想いがあるに違いなく、とんでもない大発見に驚くとともに世界の平和を願わずにいられません。鑑定士も驚きを隠せない歴史的大発見だけに、その鑑定額も衝撃的なものとなりました! 驚きの歴史的大発見の瞬間を、ぜひご覧ください!」とコメントした。

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