長濱ねる:「おコメの女」でイメージ一新 “歯に衣着せぬ女”に 松嶋菜々子が握ったおにぎり「こっそり持ち帰った」

1月8日スタートのテレビ朝日系木曜ドラマ「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」に出演する長濱ねるさん
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1月8日スタートのテレビ朝日系木曜ドラマ「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」に出演する長濱ねるさん

 1月8日スタートのテレビ朝日系木曜ドラマ「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」(木曜午後9時)に出演する、長濱ねるさん。「うざっ」などと歯に衣着せぬ物言いをする役柄で、イメージを一新する。

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 今作は、松嶋菜々子さん主演で、税務調査で高い情報収集力と調査スキルを誇る東京国税局・資料調査課(通称コメ)に新設されたドラマオリジナル部署「複雑国税事案処理室(通称ザッコク)」を舞台にした社会派エンターテインメント。松嶋さん演じる敏腕国税調査官・米田正子を中心とした個性派ぞろいのメンバーが、悪質脱税者を成敗していく。

 脚本を読んだ第一印象は「爽快さ」。「毎話いろいろな問題に立ち向かっていくのですが、正子さんがスカッと解決していきます。美容サロンなど実生活に近い題材が多くて、親近感をもって見ていただけるのではないかと思いました」

 演じる俵優香(たわら・ゆうか)は、若くして“コメ”で活躍して周囲から将来を期待されたが、ワークライフバランスを重視して異動。定時退勤を大切にする日々を送っていたが、正子に引き抜かれ“ザッコク”にやって来る。心理学に精通した人心掌握術の天才。常にローテンション、歯に衣着せぬ物言いで、年齢や役職に関係なくズバリと切り込む。

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 「今までは『笑顔! 元気!』のような役どころが多かったのですが、今回はドライな性格できついことを言う役。私自身も新鮮で、演じていて楽しいです。高橋克実さんに『うざっ』って言う場面もあり、後で謝ったら『普段から娘に言われ慣れているから大丈夫』とフォローしていただきました(笑)」。役作りにあたっては国税局の仕組みを調べ、組織の中で優香がどう生きてきたのかを丁寧に掘り下げた。「出世を早々に諦めたように見えるけど、きっと相当勉強してきた人。その背景を想像しながら演じています」

 優香については「仕事はできるけれど、あえて力を温存して、自分が大切にしたいものを大切にする生き方を選んでいる人」と分析する。「仕事を頑張っていないというより、仕事と自分の境界線をきっちり分けている。定時になったら『お疲れさまです』とすぐ帰るけれど、仕事は手を抜かず、心理学を使いながら誰かの役に立ち、自分なりの正義を全うするところが魅力だと思います。決して脱力しているわけではなく、仕事とプライベートの棲(す)み分けができている印象です」

 はっきり物を言う優香の性格は、自身と正反対だという。末っ子として育ち、反抗期の兄が怒られている姿を見て「空気を読む」ことを自然と身につけてきた。「人に合わせることが当たり前になっていて、自分の本当の気持ちが分からなくなることもあります。優香を演じたことで、『なんで自分は意見を通すことを諦めてしまっているんだろう?』と改めて考えるようになりました」

 撮影現場は、和気あいあいとした雰囲気。「劇中で松嶋さんがおにぎりを握るシーンがあるのですが、撮影終わりにこっそり持ち帰らせていただきました。すごくおいしくて(笑)。バレていないと思っていたら、松嶋さんに『固くなかったですか?』と聞かれて。気づかれていたんだと、すごく恥ずかしくなりました(笑)」

 昨年、芸能活動10周年を迎えた。「お芝居の仕事にもっと挑戦していきたい」と話す。「台本を読んで、調べて、想像して、正解のない中でみんなで一つのものを作っていく作業が楽しいんです」。役柄について深く思考を巡らせる時間が、何より好きだと言う。

 今年のテーマは「成長」。「30代も近づいてきて、これまでは迷惑をかけないようにという気持ちで現場に立っていることが多かったのですが、これからは胸を張って、任せてもらえる俳優になりたい。そのために、一つ一つの学びを逃さず、きちんとスキルアップしていきたいと思っています」。優香のように落ち着いた口調だが、芯は熱い。役を通して、長濱さん自身もまた新たな一歩を踏み出している。

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