俳優の藤原紀香さんが2月6日、自身のアメーバオフィシャルブログを更新。亡くなった父親との写真とともに、思いをつづった。
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藤原さんは5日のブログで、昨年12月~今年1月に出演した舞台「忠臣蔵」の公演期間中に父親が亡くなっていたことを明かしていた。この日は「父について」と題し、「天に旅立った父は、絵に描いたような昭和の頑固おやじでした」と振り返った。
「大学生になっても私の門限は夜十時。神戸三宮でご飯を食べ、西宮の自宅へ帰るにも時間がかかりますし、もう一軒寄って門限を少しでも過ぎようものなら、木刀を持って玄関の前で仁王立ち。口答えをすると家に入れてもらえず、当時飼っていた大きな黒ラブの犬小屋で寝たこともあります。――実話です。(笑)」と回顧した。
当初は芸能界入りに猛反対されたというが、「2000年くらい、500人のファンの皆さんと沖縄へ行くJALのイベントに両親を招いた時のこと。飛行機嫌いの父は震えながらも搭乗し、会場ではファンの皆さんに接するたび、『紀香をよろしくお願いします』と頭を下げてくれていたと、後から母に聞きました。そして、家族の前で『500人の皆さんと一緒にジャンボに乗る会なんて、なかなか無いらしいぞ』と、誇らしそうに話す父の笑顔が、今も心に焼き付いています」とつづった。
NHKのドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」で紹介された父のルーツにも触れ、父が満州で生まれ、敗戦後の混乱の中、祖父と命からがら日本へ引き揚げてきた過去にも触れた。当時5歳で母と妹を失った父を思い、「それでも父は、ここまで生き抜いてくれました。這いつくばってでも、祖父と共に日本へ帰ってきてくれた父。だからこそ、いまの私の命がここに存在しています」と、命のつながりへの感謝を記した。
「父ともう二度と会えないのは寂しいけれど、いま、空で、七十七年ぶりに実母と再会していることと思います。おばあちゃん、お父さんをたくさん甘えさせてあげてね」と天国の祖母に呼びかけた。そして、「私は大丈夫。戦争を生き抜いた貴方の強さと、不器用だけれど大きな優しさを受け継ぎ、貴方の娘として、その大きな愛を体現できるようこれからも歩いていきます」「お父さん、本当にありがとう」と締めくくった。