クレヨンしんちゃん
『入れない部屋だゾ』他
3月28日(土)放送分
阿賀沢紅茶さんの集英社マーガレット発の縦スクロールマンガが原作のテレビアニメ「氷の城壁」が、4月2日からTBS系28局で全国同時放送される。高校を舞台に、孤高の女子・氷川小雪、学校のアイドルの安曇美姫、“距離ナシ男子”の雨宮湊、優しく穏やかなバスケ部員・日野陽太の4人を中心とした青春群像劇が描かれる。同作で、主人公の氷川小雪を演じるのが、人気声優の永瀬アンナさんだ。小雪を演じ「新しい表現にいっぱい出会えた」という永瀬さんに作品の魅力や、収録の裏側を聞いた。
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「氷の城壁」は、2020年1月~2022年4月に「LINEマンガ」で連載された。人と接するのが苦手で、他人との間を壁で隔ててしまう氷川小雪は、高校では幼なじみの安曇美姫以外とは関わらず、一人で過ごしていたが、なぜか距離を詰めてくる雨宮湊やのんびり優しいバスケ部員・日野陽太と出会う。繊細でリアルな心理描写が多くの読者の共感を呼び、「LINEマンガ」の累計閲覧数が1億6000万回を突破し、コミックスの累計部数が200万部を超えるなど人気を集めている。
永瀬さん自身も、同作に心を揺さぶられた読者の一人だった。
「読んでいて、ほろほろ涙が出てきたのは本当にこの作品が初めてでした。自分が高校生や中学生の時に感じていた違和感やモヤモヤをすごく優しく言葉にしてくれたような気がして、心が揺らいだというか。今まで力の入っていた肩がちょっと軽くなったようなイメージで、人間として、ホッとさせられました。全てをネガティブに終わらせていないところもすごくすてきで、『今までこうだったんだ』『こうしたかったんだ』という発見、気づきも繊細に描かれていて、それは阿賀沢先生が描く『氷の城壁』ならではなのかなと思います」
永瀬さん自身、学生の頃は「人間関係を上辺だけで取り繕ってしまうことが多くて、深く関わってしまうと、お互いに考慮しないといけないとか、お互いに負担が増えるような気がしていました。人の話を聞いても『うんうん』とうなずくだけとか、自分が言ってしまったことによって相手が傷ついていないかなと一人反省会を始めてしまったりだとか、そういう小さな積み重ねが大きな不安になっていました」と、悩みを抱えていたという。
「『氷の城壁』を読んで、当時を思い出して、『私、この時はこう感じていたんだな』と明確に分かると、全部が全部間違っていたわけじゃなくて、当時はそれでよかったんだなと。助けてくれたような、救ってくれたような気がしました」
小雪は、中学時代のトラウマから他人との間に壁を作ってしまっており、感情をあまり表に出さず、必要以上に人と関わらないため、周囲からは「女王」と呼ばれている。永瀬さんは小雪を演じる中で発見したことも多かったという。
「マンガを読んでいる時は、モノローグの部分は淡々としているのかなと思っていました。俯瞰(ふかん)して物事を見られる小雪視点で読んでいるのかなと思っていたんですけど、収録では、『当事者として、俯瞰できていない小雪の目線でやってください』と言われたので、落ち着いて読むというよりは、考え抜いてしゃべった結果がこれになりましたという、行き当たりばったりで答えを毎回探している感じを意識しました」
永瀬さんは、小雪を「クールで、冷静に物事を分析できる子」と捉えていたが、「収録してみると意外にそんなことなくて、心の中がずっと慌ただしく動いている」と気付かされた。
「音響監督にも、『ずっと心が動き続けてるので、同じ表情はしないものだと思ってください』と言われました。私も確かにずっと同じ感情の人はいないもんなと気付いて。第1話は、すごく練習して固めて作っていっちゃったせいで、うまく切り替えができなかったんですけど、2話、3話と収録して、この自分の演技の組み立てではダメだなと思いました」
シーンごとに感情、表情が変わる小雪を表現するため、永瀬さんは収録中に「一旦映像を見るのをやめた」という。
「本だけ読んで、映像を見ないみたいな時がありました。そうしたら、場面が変わるごとに、永瀬自身も小雪と一緒に驚いて、『え?』と出たこともないような音が出ることもあって。4話以降くらいは、本当に自然に出たものが映っているのかなと思います。やはり構えて臨むと、予定調和な雰囲気になってしまうんですけど、自分も新鮮な気持ちで、普段あまりしないやり方でいってみたら、自分も思っていないような音が出たり、想像していなかった気持ちで言葉が出たりして」
永瀬さんは、普段は役をしっかり作って収録に臨むタイプだそうだが、「氷の城壁」では、「普段の自分とは違うことをやってみて、新しい表現との出会いがいっぱいありました」と語る。
「聞く人によっては、あまり気持ちが入っていないのかな?と思えるシーンもあると思います。もちろん棒読みなわけじゃないんですけど、本当に自分が思ったことをつらつらと言っているシーンとか、普段の永瀬ではやらないようなことをしているシーンがたくさんあるので、そこは面白いのかなと思っています」
アニメでは、小雪役の永瀬さんのほか、美姫役の和泉風花さん、湊役の千葉翔也さん、陽太役の猪股慧士さんと、旬の若手声優がメインキャラクターの4人を演じている。収録現場は「めちゃくちゃ和やかだった」という。
「朝10時から収録していて、学校生活の話なので『声出しから始めましょう』と、ガヤから録(と)り始めるんです。ガヤは本編の収録が終わってから録ることが多いんですけど。美姫役の和泉さんが声出しを『わー!』と始めて、その明るさ、元気さによってみんなのエンジンがかかるみたいな」
ほかのキャストと掛け合う中で「これはすごく面白い」と感じたこともあった。
「1話と終盤にかけての話数では、みんな全然雰囲気が違うんです。最初の1話は、どうしてもちぐはぐな距離感というか、まだ慣れていない雰囲気が作品とも相まって、微妙な距離感の中でどうやってお互いに近づいていけばいいのかなという雰囲気の中でした。それを重ねていくと、だんだんお互いに緊張や警戒心がほぐれてきて、だんだんラクに演じられるようになって。直近で録った声と、1話の声では全然違うんです。それは芝居のアプローチも変わっているし、気兼ねなく掛け合えている感じに変化していて、演じていて面白かったです」
永瀬さんは、2022年に「サマータイムレンダ」でテレビアニメ初レギュラーにしてヒロインを演じて一躍注目を集め、以降、さまざまな人気作で存在感を発揮している。今回、「氷の城壁」で新たな表現にも挑戦し、改めて気付かされたこともあったという。
「独りよがりの演技ではダメだなと。私が小雪に共感できるのは、一人になりたいとか、人とあまり関わりたくないとか、そういう気持ちがすごく分かるからなんです。でも、『氷の城壁』では、『自分だけになっちゃダメなんだな』『人と心を通わせてやらないといけないな』と感じるシーンがたくさんあって。そういう時は、役者さんと休憩中にお話しして、緊張がほどけてから演じてみるとか。やっぱり作品はみんなで作るものなので、そういうことは今以上に大切にしないといけないなと思いました」
永瀬さんら声優陣が思春期の心の機微を表現した「氷の城壁」。どの世代にも、心の琴線に触れる何かがあるはずだ。(しろいぬ/MANTANWEB)
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