人気アニメ「マクロス」シリーズの展覧会「マクロス30周年エキシビション MACROSS:THE DESIGN」の開催に先駆けて25日、会場となる東京都渋谷区のパルコミュージアムで関係者や報道陣向けの内覧会が行われた。“デザイン”をテーマに第1作から最新作「マクロスF」までの原画や設定資料を中心に展示。河森正治監督がバルキリーの“変形機構”を確認するために制作したブロックや第1作のエンディングに登場したアルバムを再現した実物も登場する。会期は26日から5月13日まで。
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「超時空要塞マクロス」は82~83年に放送されたテレビアニメ。“バルキリー”と呼ばれるロボットに変形する戦闘機のアクションシーンや“歌”“三角関係の恋愛”をテーマとしたストーリーが人気を集め、「マクロス7」「マクロスF」などの続編が制作された。今年は、第1作「超時空要塞マクロス」の放送開始から30周年にあたり、作中で第1次長距離移民船団「メガロード01」が進宙した年でもあり、同展覧会のほか、28日~5月6日に池袋サンシャインシティ(東京都豊島区)で「30TH ANNIVERSARY マクロス超時空展覧会~バルキリーで誘って!~」が開催される。
展覧会は、約80坪のスペースに「人・暮らし・文化」「歌」「メカニックデザイン」の三つのセクションに分けて、原画などを展示。「暮らし・文化」セクションには、キャラクターや背景、イメージボードといった手描きの設定資料や原画が並ぶ。「歌」セクションは、リン・ミンメイやランカ・リー、シェリル・ノームなど“歌姫”の等身大イラストやコンサートシーンの原画を公開。シェリル・ノームの等身大イラストには、歌パートを担当した女性ボーカリストのMay’nさんのサインが書き込まれている。
メカの原画や設定画、バルキリーのブロックは「メカニックデザイン」セクションに展示。バルキリーの初期設定画など貴重な資料も公開される。ほかにも、いとうのいぢさん、倉花千夏さん、緋賀ゆかりさん、POPさんらマンガ家やイラストレーターが「マクロス」をテーマに描き下ろしたイラスト、美樹本晴彦さんが手がけるマンガ「超時空要塞マクロス THE FIRST」の原画も登場する。
料金は一般500円で、学生400円、小学生以下は無料。5月17日~6月11日には名古屋のパルコギャラリーでも開催予定。(毎日新聞デジタル)
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