ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
人気アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当したイラストレーターでマンガ家の安彦良和さんと同作や「超時空要塞マクロス」などを手がけたアニメーターの板野一郎さんが12日、ガンダムフロント東京(東京都江東区)で開催されたトークショーに登場した。安彦さんは「ガンダムが当たったとき、(ガンダムの生みの親の)富野(由悠季)さんと2人で話していて、富野さんは『ガンダムで10年食いたいんだよ』といっていた。食うというのは下世話なことだけど大切なこと。1対1だから言ったことだと思う。まさか30年以上たって、こういう形になるとは思っていなかった。幸せなことで、感謝しています。ただ、夢をもう一度……とは思っていません。富野さんも同じだと思う」と感慨深い様子で話した。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
板野さんは、スピーディーな戦闘シーンを得意とすることから“板野サーカス”と呼ばれるほどの名アニメーターだが、「機動戦士ガンダム」の制作当時は新人だったといい「自分はヘタだったので帰れなくて……。安彦さんの原画を見て、すごい、うまいと思い、安彦さんと同じものを描こうと苦労した。そのおかげで今がある。修行させていただいた」と“師匠”を前に頭が上がらない様子。さらに「現場はホワイトベースっぽかった。アムロとブライトはいるけど、あとは素人。安彦さんが一人で新人を育てていた」と振り返った。
「機動戦士ガンダム」は放送当時、視聴率や商品の売り上げで苦戦していたが、再放送をきっかけに大人気となったことについて、板野さんは「大学生くらいのファンの人が応援してくれていた。そいつらが(『新世紀エヴァンゲリオン』などのアニメ制作会社の)ガイナックスとかになった。富野さんが大嫌いなオタクに支えられた」と語ると、安彦さんは「視聴率が悪かったり、商品が売れないという話を聞き流して、(作品を応援してくれる)仲間がいる、オレたちは一人じゃないと思っていた」とうれしそうに話した。
最後に、安彦さんは「当てよう、もうけようと思って仕事をするのではなく、こだわりを形にしたいとやっていた。それはほかの仕事にも共通していると思うし、男気だと思う」と作品に込めた熱い気持ちを語っていた。
ガンダムフロント東京は、4月19日に開業1周年を迎えたことを記念して“企画展リレー”を開催中。第1弾「機動戦士ガンダムの誕生とシャア・アズナブル展」に続き、31日まで第2弾「機動戦士ガンダムの誕生とアニメーター安彦良和展」を開催中で、安彦さんの原画を展示している。26日には「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督のトークショー、8月1日から「ガンダムサイエンス展」を開催予定。(毎日新聞デジタル)
人気マンガ「ドラえもん」などで知られる故・藤子・F・不二雄さんの生誕90周年を記念したトリビュート本「藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE」…
歌手の工藤静香さんが、NHK・Eテレで1998年から放送中の人気テレビアニメ「おじゃる丸」(月~木曜午前6時40分・午後5時)に声優として出演することが分かった。工藤さんは12月…
アニメ「機動戦士Zガンダム」に登場するサイコ・ガンダムのフィギュア「機動戦士ガンダム GフレームFA サイコ・ガンダム【プレミアムバンダイ限定】」(バンダイ)が発売される。ガムの…
テレビアニメ化もされた市川春子さんの人気マンガ「宝石の国」のコミックス最終13巻が11月21日に発売されたことを記念して、テレビアニメ「宝石の国」全12話が、YouTubeで無料…
故・水木しげるさんのゆかりの地・東京都調布市で開催されるイベント「ゲゲゲ忌2024」が、11月22日にスタートしたことを受け、「墓場鬼太郎」「ゲゲゲの鬼太郎」など水木さんの作品の…
2024年11月22日 15:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。