俳優の市村正親さんと鹿賀丈史さんが22日、東京都内で行われたミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」制作発表会見に登場。1973年に同じ舞台でデビューしたという2人は41年目にして初のダブルキャストで同舞台に挑むといい、市村さんは「戦友である丈史の演技を見て盗んで自分も変わりたい」と意気込んだ。鹿賀さんも「まさかダブルキャストとは思ってなかった。(2人が演じる)ファントムは全く違うものになるんじゃないかなと思う」と期待を寄せた。
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「ラブ・ネバー・ダイ」は、アンドリュー・ロイド・ウェバーさんの「オペラ座の怪人」のその後を描いたストーリー。舞台をパリからニューヨークに移し、怪人ファントムの失踪から10年後を描く。市村さんと鹿賀さんがダブルキャストでファントムを演じるほか、歌手の平原綾香さんと人気グループ「w−inds.(ウィンズ)」の橘慶太さんがミュージカルに初挑戦する。
会見中も「いっちゃん」「丈史」と呼び合っていた市村さんと鹿賀さんだが、約40年前の初対面のときの印象を聞かれると鹿賀さんは「“飢えた”人だなあと思った。金もなかったし、モノにも芝居にも飢えていた」としみじみ。一方、市村さんは「口の大きい人で声の大きい人だと思った」と話し「鹿賀君は歌を歌う骨格でうらやましいなと思い、僕は足を上げていた。2人で同じ役は運命かなって思っている」と語った。
また、ミュージカルに初挑戦する平原さんは「デビュー当時からいつかミュージカルに出たいと思っていた。まさかこんなすばらしい作品に出られるなんて……」と喜びを口にし、橘さんも「(演じる)ラウルにダメ男を感じてしまった。僕と正反対かなって」と笑わせ「どういうふうに感情を入れようか悩んでいます。偉そうにいえないのですが、歌の稽古(けいこ)から積み上げていきたい」と意気込んでいた。
「ラブ・ネバー・ダイ」は3月12日~4月27日に東京・日比谷の日生劇場で公演。