頭文字D:新型ハチロクは「マンガのおかげ」

「頭文字D」のトークショーに登場した国産スポーツカーの開発者ら(左端が土屋圭市さん、左から2番目がトヨタ開発者の多田哲哉さん)
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「頭文字D」のトークショーに登場した国産スポーツカーの開発者ら(左端が土屋圭市さん、左から2番目がトヨタ開発者の多田哲哉さん)

 しげの秀一さんの人気マンガ「頭文字D」のガイドブック「頭文字Dの軌跡 挑戦の記」の発売を記念して、東京・お台場のテーマパーク「MEGA WEB」で14日、レーシングドライバーとして活躍し「頭文字D」を監修した土屋圭市さんと、スポーツカーの開発に携わった国産自動車メーカーの開発者5人がトークショーを行った。

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 トヨタ自動車のチーフエンジニアで、2012年発売のスポーツカー「86(ハチロク)」開発責任者の多田哲哉さんは、同マンガの主人公・藤原拓海が乗る「AE86(ハチロク)」について「ユーザーとチューナーが愛してくれ、育てていってくれた車だと思います」と話し、「『頭文字D』があったからこそ、(新型)86の開発につながったようなもの」と語った。またAE86は「明日なくなっても困らないようなスポーツタイプというコンセプトだった」という秘話も明かした。

 また、マツダ・ロードスターや日産・スカイライン、ホンダ・NSX、スバル・レガシィやインプレッサの開発にそれぞれ携わった開発者らも登場した。

 「頭文字D」は、18年にわたって「ヤングマガジン」(講談社)に連載され、昨年完結した人気マンガで、公道バトルを繰り広げる“走り屋”たちの青春を描いている。「頭文字Dの軌跡 挑戦の記」では、しげのさんのロングインタビューや作品の誕生秘話などがつづられている。23日からは劇場版アニメ「新劇場版 頭文字D Legend1−覚醒−」が公開予定。

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