北海道の冬のイベントの代名詞といわれる「第66回さっぽろ雪まつり」が5日開幕し、今年は200基以上の雪氷像が展示された。大通会場には、世界初のルーカス・フィルム公認「雪のスター・ウォーズ」の大雪像が登場。2010年の雪像制作をきっかけに、冬の北海道を応援するキャラクターとなっている初音ミクの特別バージョン「雪ミク」像などや、一般参加の雪像には大ブームの「妖怪ウォッチ」や「アナと雪の女王」となど多彩な雪像が顔をそろえた。
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「さっぽろ雪まつり」は、札幌市内から集められた5トントラック約6500台分の雪が使われる冬のイベント。2014年の第65回は期間中240万2000人の観客数を記録した。大規模な雪像が中心の大通会場、氷像とイルミネーションが美しいすすきの会場、雪遊びができるつどーむ会場の3会場で、11日まで開催。
大通西4丁目「STV広場」に展示された「雪のスター・ウォーズ」の雪像は、高さ15メートル、幅22.6メートル、奥行き20メートルの巨大サイズで、大通り公園会場の雪像としては最大級。5トントラックで700台分の雪を使い、のべ2000人が制作に携わった。映画「スター・ウォーズ」シリーズの象徴ともいえるキャラクター「ダース・ベイダー」や、帝国軍の歩兵「ストーム・トルーパー」、帝国の戦闘機「タイファイター」、宇宙要塞(ようさい)「デス・スター」が迫力満点の雪像となって姿を現している。
西8丁目会場には、奈良県の世界遺産「春日大社」の中門をほぼ実物大で再現した大雪像、西7丁目会場の「HBCフィリピン広場」には、フィリピンの首都マニラにある「マニラ大聖堂」の大雪像、西5丁目会場には、台湾の人気観光名所「行天宮」の大氷像など、建物を表現したダイナミックな雪像も多く見受けられた。
大通会場の西6・8・9、12丁目には、札幌市民グループの作品がずらり。今年の干支(えと)の羊をはじめ、北海道ゆかりのキャラクターたちの雪像が並ぶ。目を引くのは、昨年大ブームを巻き起こした「アナと雪の女王」の人気キャラクター・オラフや、ジバニャンをはじめとする「妖怪ウォッチ」のキャラクターたちで、世界各国から集まった観光客の目を楽しませていた。