12月に最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の公開を控えるSF大作「スター・ウォーズ」のアート展「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」が29日に東京・六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」内のスカイギャラリーで開幕する。28日には報道陣向けの内覧会が開かれ、同作からインスピレーションを受けた多数のアート作品や映画で使われた実物コスチュームや小道具、フィギュアなどが一足早くお披露目された。
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同展は、劇中で描かれる特殊な能力「フォース」のライトサイドとダークサイドの世界観を表現する「Vision of FORCE」、「スター・ウォーズ」のサーガ(叙事詩)を表現する「Vision of SAGA」など六つのエリアで構成。映画監督のジョージ・ルーカスさんが世界中からよりすぐったアーティストが手がけた約60点のアート作品を世界初公開するほか、シリーズ6作品の映画製作で実際に使用されたコンセプトアートや衣装、小道具など約100点を一挙に公開している。
◇ダース・ベイダー&“帝国軍”がお出迎え “FF”天野喜孝のベイダーも
メインエントランスでは、「スター・ウォーズ」シリーズの象徴ともいえるキャラクター「ダース・ベイダー」のフィギュアと、巨大な宇宙要塞(ようさい)「デス・スター」、ダース・ベイダーの顔を大きくデザインした同展の巨大ビジュアルが出迎える。エントランスの窓には帝国軍の歩兵「ストーム・トルーパー」の写真が並ぶ。さらに、約15分間に1度、映画の音楽が流れ、光の演出とともに期待感を盛り上げる。
会場には、SF作品のビジュアルデザインの第一人者シド・ミードさんら国内外のアーティストが、「スター・ウォーズ」からイメージして作り上げたアート作品や登場キャラクターの肖像画などが並ぶ。人気ゲーム「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズなどで知られるアーティストの天野喜孝さんが描いた「ベイダー」も展示されている。
さらに、ダース・ベイダーやヨーダなどの像やコスチューム、アナキン・スカイウォーカーやパドメ・アミダラなどスター・ウォーズの世界を彩った人気キャラクターたちの衣装も一挙に展示。オビ=ワンやルーク・スカイウォーカーらジェダイの騎士たちが使用したライトセイバー、ハン・ソロらが使ったブラスター(銃)などの武器類も並べられた。
ほかにも、「炭素冷凍されたハン・ソロ」(レプリカ)、キュートなイウォークのコスチューム、ジャバ・ザ・ハットの約2分の1サイズの像などファンにはたまらない展示が続々と登場。R2-D2とC3POのコスチューム、オビ=ワンとメイス・ウインドゥのライトセーバーは撮影に使用された実物だ。
また、屋上の展望施設「スカイデッキ」には、ダース・ベイダーと対峙(たいじ)して写真撮影ができるコーナーを設置。「スター・ウォーズのテーマ」と「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」が約10分間に1度流れる中、ライトセーバー(無料貸し出し)を手に記念撮影を楽しめる。スペシャルショップでは限定のぬいぐるみなどのグッズも販売される。
同展は、29日~6月28日(期間中無休)、午前10時~午後10時(最終入場30分前)。入場料は、一般1800円、高校生・大学生1200円、4歳~中学生600円、シニア(65歳以上)1500円。スカイデッキへの入場には別途500円が必要。
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