西内まりや:休みが取れたら「ニューヨークで刺激をもらいたい」

映画「レインツリーの国」で難役に挑戦した西内まりやさん
1 / 6
映画「レインツリーの国」で難役に挑戦した西内まりやさん

 モデルや歌手、女優など幅広く活躍する西内まりやさんが、「Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)」の玉森裕太さんが主演の映画「レインツリーの国」(三宅喜重監督、11月21日公開)に出演している。西内さんは今作で映画初出演を果たし、高校生のときの事故で感音性難聴を患い、自分の殻に閉じこもっているという難役を演じている。西内さんに、理想の女優像や休日の過ごし方などについて聞いた。

あなたにオススメ

 西内さんは、今回映画に初出演して「夢がかなった」と喜んでいる。映画はこれまでに「(邦画の)『ヒミズ』とか『告白』とかちょっとサスペンス的な作品が好きでよく見てますし、ラブストーリーも見ます。『タイタニック』『ターミネーター』などの洋画とか、アクションもすごく好きですし、結構幅広く見ていますね」とさまざまなジャンルの作品を見てきた。

 憧れの女優は「尊敬する方は多いんですけど……。深津絵里さんのように表情から伝わってくる内面のさまざまな思いが繊細に見えてくる方を尊敬しています」といい、「自分自身も(演技する際に)なるべく感じたままに表情に細かく出していけるような、言葉がなくても目で訴えられるような女優さんになりたいと思います」と目を輝かせる。

 休みの日も「お昼を食べに行ってそのまま映画館に行って……。わりと映画館は日中に行くことが多いですね」と外出することが多いという。「外に出たい方なので、時間がそんなにあったら、自分でいろんなところに出向いて、感性を磨きたいですね。いろんな景色を見たり、いろんな人と出会ったり、日本だけじゃなくて海外にも行ったりして、いろんな文化に触れて視野を広げてみたいなと思います」と前向きだ。

 今、一番行ってみたいところは「ニューヨーク。行ったことないんですよ。刺激的な街とよく聞くので刺激をもらいたい。(ミュージカルなどの)いろんなショーを見たいですね。本場のエンターテインメントを生で見てみたい」と語る。

 普段の休みは「自分で運転してドライブしたりもしますし。(運転中は)音楽は必須ですね。ジャンルはわりと幅広いですけど、洋楽も聴きますし。ドライブ中はロックというよりポップな曲、けっこうノリノリの曲をかけています」と、どんどん外に出ていくタイプのようだ。

 女優だけでなく、モデル、歌手とさまざまな分野で活躍する西内さん。今後について「この1年間はすごくいろんな種類のお仕事をさせていただきました。来年どんな1年になるか分からないですけど、自分に向いていることはどんどん続けていきたいし、好きなことも続けていきたい。そうしているうちに私の中では(自然と)一つになっていくんだろうなという予想はしています」とどれかに絞るのではなくて幅広く活動していく中で、「それぞれ共通するものがあって、それを一つの形にして西内まりやというものができると思います」と力を込める。

 「今一番自分らしくいられるのは歌手で、歌っているときは自分自身だと思う。そこに女優として自分じゃない人生を生きて人にメッセージを伝えることができる。それもすごく魅力的だし、続けていきたいです。基準としては西内まりやというものをどんどん感性を磨いていって自分の発したい言葉で発しつつ、いろんな役ができたらなと思います」と前向きに語った。

 <プロフィル>

 1993年12月24日生まれ、福岡県出身。2007年、「ニコラ」(新潮社)の専属モデルとして活動を開始。10年から「Seventeen」(集英社)の専属モデルを務める。「ライラの冒険 黄金の羅針盤」(08年、クリス・ワイツ監督)で日本語吹き替えを担当。「ONE PIECE FILM Z」(12年、長峯達也監督)では声優を担当し、「レインツリーの国」で映画初出演。ドラマは「正義の味方」(08年)に出演後、「スイッチガール!!」(11年)で初主演。「山田くんと7人の魔女」(13年)で主演、今年、「ホテルコンシェルジュ」でプライム帯で初主演を務める。14年には「LOVE EVOLUTION」で歌手デビュー。その年の日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞した。今年5月にリリースした3枚目のシングルでは作詞・作曲に挑戦するなど多方面で活躍する。

写真を見る全 6 枚

映画 最新記事