お笑いタレントの出川哲朗さんが7日、東京都内で映画「ザ・ウォーク」(ロバート・ゼメキス監督、2016年1月23日公開)のCMナレーションの公開収録を行った。劇中の主人公が綱渡りを披露するワールドトレードセンターの高さ約411メートルにちなんで、41.1センチのお立ち台が用意されたが、出川さんは「見るからに怪しいんだけれど! 怖いわーもう」と警戒しすぎてなかなか台に乗れず、報道陣の笑いを誘った。結局、台に“ドッキリ”は隠されておらず、出川さんは「何にもねーのかよ! おい! 赤っ恥!」とガックリ。「こんなに怪しいんだから、穴が空くとか、中にザリガニとか入れといて!」と絶叫し、ナレーション収録前から会場を爆笑させた。
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「ザ・ウォーク」は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなど数々の名作を手がけてきたゼメキス監督の最新作で、ジョセフ・ゴードン・レビットさんが主演。1974年に当時世界一の高さを誇ったワールドトレードセンターの間をワイヤロープ1本でつなぎ、命綱なしの綱渡りに挑戦したフィリップ・プティさんの著書を実写化したもので、彼がフランスからニューヨークに渡り、未知の世界へ踏み出すまでの軌跡を、最新3D映像で見せる。
公開収録は、同映画の60秒のCMを見て、主人公が綱渡りをしている約15秒間に、出川さんがアドリブでナレーションをするという内容。会場には、臨場感を盛り上げるために、お立ち台のほか、主人公が使っていたバランス棒も用意された。出川さんは「今見たばかり」という映像に声を吹き込むという“むちゃぶり”に困惑しながらも「ヤバイよヤバイよ勘弁してくださいよ~」「高すぎるって! 命綱なしって何で? ホワイ?!」とナレーションを行ったが、終始言葉をかんでしまい、「え、大丈夫? 絶対ダメでしょ! このまま使われると営業妨害……」とその出来栄えにうなだれた。それでも「まあ、70%くらいできたかな。魂の映画だということは伝わったんじゃないかな。臨場感はすごく出せた」と自画自賛。「皆さんの上手い言葉で、上手い編集で、この映画を宣伝してほしい!」と、集まった報道陣に懇願して、さらに笑いを誘っていた。映画は2016年1月23日公開。