柳沢慎吾:「ディアスポリス」裏都庁ナンバー2の「アー」さんに  

「ディアスポリス-異邦警察-」に出演する柳沢慎吾さん(右)と原作画のアー (C)すぎむらしんいち/リチャード・ウー/講談社
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「ディアスポリス-異邦警察-」に出演する柳沢慎吾さん(右)と原作画のアー (C)すぎむらしんいち/リチャード・ウー/講談社

 俳優の松田翔太さん主演で4月からスタートする連続ドラマ「ディアスポリス-異邦警察-」の主要キャストが発表され、柳沢慎吾さんや昨年解散した「SAKEROCK」の浜野謙太さんらが出演することが20日、明らかになった。柳沢さんは「裏都庁」のナンバー2の助役・アー役を演じる。柳沢さんは「正直、驚きました。今まで演じてきた日本人役ではなく外国人の設定の役でしたので、緊張感と自分に演じ切れるか不安感がありました」と心境を明かしつつ、「『アー』は裏都庁を守るために徹底的に規律を貫く男ですが、実は義理深くて仲間のためなら命も張る熱い男だと知り、その『アー』を演じられることに興奮しました」と喜びのコメントを寄せている。

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 「ディアスポリス-異邦警察-」は2006~09年に週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載された、マンガ・すぎむらしんいちさん、脚本・リチャード・ウーさんによるマンガが原作。東京に密入国をしている外国人だけの秘密の自治社会があるというアンダーグラウンドな舞台設定と、その自治社会で弱き者を助ける裏警察官・久保塚早紀の個性的なキャラクターで人気を博し、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品にも選出された。主人公で複数の言語を操る国籍不明の裏の警察官・久保塚を松田さんが演じる。

 柳沢さんは「原作の『アー』を残しつつ、現代の『アー』にしたいと演出陣からの要望もあり、眉毛も薄くしたり切ったりして見た目から『アー』になろうと思いました」と役作りについてコメント。原作のキャラクターを残しつつ、「独自の『アー』をどこまで入れ込むかいろいろ考えながら演じていました」と語っている。

 柳沢さんのほか、浜野さん、“伝説のプロデューサー”康芳夫さん、モデルのマリーさんらも出演。浜野さんは5億円事件の重要参考人として裏都庁に隠れつつ久保塚の助手を務めている元銀行員・鈴木博隆役、康さんは裏都庁の2代目知事・コテツ役、マリーさんは知事コテツのボディーガードのイサーム役を演じる。浜野さんは「このご時世にハードコアな傑作を松田翔太と作れてまじ幸せです。移民と難民の違いが分からない、そんなアナタにもぜひ見てほしい。難しくないエンターテインメントになったから!」とコメントしている。

 「ディアスポリス-異邦警察-」は4月期にMBS・TBSの深夜の新たなドラマ枠「ドラマイズム」第1弾として全10話の連続ドラマが放送され、夏に映画が公開される予定。

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