小松菜奈:「溺れるナイフ」実写化で映画初主演 相手役に菅田将暉

今秋公開の映画「溺れるナイフ」に主演する小松菜奈さん(左)と菅田将暉さん(C)ジョージ朝倉/講談社 (C)2016「溺れるナイフ」製作委員会
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今秋公開の映画「溺れるナイフ」に主演する小松菜奈さん(左)と菅田将暉さん(C)ジョージ朝倉/講談社 (C)2016「溺れるナイフ」製作委員会

 モデルで女優の小松菜奈さんが、ジョージ朝倉さんのマンガを実写化した映画「溺れるナイフ」(山戸結希監督)に主演することが7日、明らかになった。小松さんが映画で主演するのは初めて。俳優の菅田将暉さんとのダブル主演で、菅田さんが恋愛映画に主演するのは初めて。主人公・夏芽を演じた小松さんは「迷惑をかけたり、悔しい思いもたくさんありました。でも、夏芽として最後までやり通すことができました」と語っている。

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 映画は、2004年10月~13年12月に月刊マンガ誌「別冊フレンド」(講談社)に連載された同名マンガが原作。全17巻で累計発行部数は150万部超。東京で雑誌モデルをしていた主人公の夏芽(小松さん)は、父親の故郷に引っ越し、刺激がない田舎町での暮らしに落胆するが、その矢先、先祖代々の土地を守る神主一族の子孫で跡取りの航一朗(菅田さん)に出会い、ひかれていくが……というストーリー。夏芽と航一朗のクラスメート役はアイドルグループ「ジャニーズWEST」の重岡大毅さん、上白石萌音さんが演じる。

 主人公を演じた小松さんは「最初、夏芽のことがよく分からなくて、日々の撮影もハードな中で、不安になったりしました。迷惑をかけたり、悔しい思いもたくさんありました。でも、共演者やスタッフの方々が明るく接してくださり、私もリラックスして、夏芽として最後までやり通すことができました」と振り返り、菅田さんとの2度目の共演に「コウ(航一朗)が菅田さんで本当によかったなと思います。あるシーンでは笑い合って本当に幸せなコウと夏芽がそこにはいました」と話している。

 一方、菅田さんは「僕自身、初めての経験でしたが、非常にピリピリした現場でした。だからこそ生まれるものがあると信じて臨んでいました」と明かし、「コウは骨太というか芯のあることをあえて避け、美しい印象を与えながらも野性味にあふれている。そんな矛盾を抱えた人物なんだなとシーンを重ねるたびに感じていました」とコメント。「バイクで二人乗りをするシーンでは背中から感じる夏芽の幸福感とコウへの切ない思いを映した空気感とともに、大人の恋愛の領域を超えた、原作が持つ子供同士の純度の高い恋愛を表現できたかなと思います」と手応えを語っている。

 映画は2016年秋に公開予定。

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