赤い公園:自身最大規模となった全国ツアー 東京Zepp DiverCityで千秋楽

4人組ガールズバンド「赤い公園」のツアー最終公演の模様 写真:福本和洋(MAETTICO)
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4人組ガールズバンド「赤い公園」のツアー最終公演の模様 写真:福本和洋(MAETTICO)

 4人組ガールズバンド「赤い公園」が16日、ライブツアー「赤い公園 ワンマンツアー2016~咲き乱れNight?~」の最終公演をZepp DiverCity TOKYO(東京都江東区)で行った。4月にスタートした同ツアーは、約2カ月間で全16公演が行われ、赤い公園としては最大規模となった。

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 ライブは、最新アルバム「純情ランドセル」からの楽曲を中心にした内容で、オープニングを飾った「東京」ほか全23曲を披露。序盤から高まる会場のテンションに、「私たち東京のバンドなんで、(ファイナルが)東京のことが多いんですけど、出身地が向こうの方(西東京の立川市)だから、今日、もしかしたらアウエーなんじゃね?って言ってたんだけど、そんなことないみたい」とギターの津野米咲さんは喜びの表情を浮かべた。「お台場は外国みたいなもんだよね」とベースの藤本ひかりさんが話すと、「お前だけな(笑い)」とボーカルの佐藤千明さんがすかさずツッコミを入れ、笑いを誘った。

 また、演奏面でも、KREVAさんとのコラボ制作で話題を呼んだ「TOKYO HARBOR」で漂わせた艶やかなグルーブ感、津野さんのエレクトリックピアノとメトロノームのリズムで静けさを演出した「おやすみ」など、起伏に富み、さらに、その静けさを打ち破るかのようなハードなサウンドで白熱のライブを展開。歌川菜穂さんのパワフルなドラムをきっかけに、4人の“プレーヤー魂”が爆発したディープな世界へと誘ったかと思えば、突き抜けたポップさを持つ「NOW ON AIR」では会場との温かな一体感が生まれ、多彩なステージで観客を楽しませた。

 アンコールでは「私たちは西東京にある立川市出身。私たちが出会った軽音楽部がある学校も、東村山西高校という、東か西か分からないような、そういう高校で(笑い)、そちらも西東京にございまして」(佐藤さん)という地元愛が込められたナンバー「西東京」を披露。場内からはコール&レスポンスが起こり、フロア全体が大いに盛り上がる中、ライブは大団円を迎えた。(水白京/フリーライター)

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