劇場版アニメ「秒速5センチメートル」(2007年)などを手がけた新海誠監督の約3年ぶりの新作「君の名は。」の累計興行収入が、8月26日の公開から52日(10月16日付)で、154億円を突破したことが17日、明らかになった。宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」(2008年)が記録した155億円を超えるのも目前となった。
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52日間での累計興行収入は約154億1449万円、累計動員数は約1184万2900人で、15、16日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では8週連続で首位を獲得している。同作は、第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭で、アニメーション作品部門で「Award for Best Feature Length Film」(最優秀長編作品賞)を受賞。世界89の国と地域での配給が決まっており、今後は台湾、香港、イギリス、韓国などで順次公開される。
「君の名は。」は、1000年ぶりとなる彗星(すいせい)の来訪を1カ月後に控えた日本を舞台に、山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉と東京で暮らす男子高生の瀧が、入れ替わってしまう……というストーリー。主人公の瀧を俳優の神木隆之介さん、ヒロイン・三葉の声を女優の上白石萌音さんが演じており、ほかに長澤まさみさん、谷花音さん、市原悦子さんらも声優として出演している。
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