名探偵コナン
#1189「W・アリバイ」
1月17日(土)放送分
「伝説巨神イデオン」「聖戦士ダンバイン」など数々のアニメを手がけてきたアニメーターの湖川友謙(こがわ・とものり)さんの初の画集「湖川友謙 サンライズ作品画集」(一迅社)が6月30日に発売される。キャラクターを下から見た“アオリ”と言われる独特の構図を得意とする“名手”で、画集には「伝説巨神イデオン」など1980年代のサンライズ作品の約180点のイラストが掲載される。湖川さんに自身の作品への思い、“アオリ”が生まれた経緯などを聞いた。
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――画集が発売されることになった経緯は?
一迅社の編集長が「画集を出しませんか」と言ってくださったのがきっかけですが、過去に自分が携わったアニメ作品の絵を集めた画集というのは初めてです。私がアニメ業界に入ったのが1971年ですから、46年目にしてようやくという感じでしょうか。実際のところ、話だけはいくつかあったんですが、どれも途中で頓挫してしまって実現しなかったということもありました。
――画集として形で改めて自身の作品を見て感じたことを教えてください。
画集としてまとまることで、いろいろな人の目に触れるということが恥ずかしいという感覚があります。イラストを描くために一生懸命に勉強してきたわけでもないので、素人みたいなものですから、恥ずかしいですよ。ただ、一つだけ言えるのは、レイアウトというものは抽象的だから、構図の取り方を工夫するだけでいい絵になるということは考えています。絵が描けない分、レイアウトで見せようという点は考えてきた部分なので、それは見てほしいポイントです。
――特に苦労した作品は?
映画のポスターっぽくしようと考えて苦労したり、生頼(範義)さんのタッチを再現しようとして失敗したり……。うまくできたという絵はあまりないように思います。気に入っている作品としては溝引き(筆と平行に持った棒などを定規にあてがい、棒をガイドとして直線を引く画法)という手法を使って描いた「伝説巨神イデオン」の2点ですね。
きっかけは自分が描けないから、勉強のために始めたということです。本来、アオリとはカメラ用語で、俯瞰とか鳥瞰ということと同じ類の言葉です。アオリの絵を使うことの意味は、その方が感情を表現できるからですよ。いわゆるマンガの絵で、目の表情だけで感情を表現しきることは難しいでしょう? 画角を変えることで感情表現の幅が広がると思って、それを描けるように勉強をしたということです。
――画集には富野由悠季監督のコメントも掲載されますが、富野監督のコメントを受けて感じたことを教えてください。
富野さんのコメントは昔の私の仕事についてのことですから、それは当時も言われていたなという感想です。富野さんには「絵が雑だ」とよく言われたんですよ(笑い)。当時はとにかく時間がなくて、寝る時間を削って仕事をするしかなかった。もちろん私も人間ですから、ちょっとはお酒を飲んだりしたいわけです(笑い)。そうすると、必然的に寝る時間を削るしかない。だから常に紙と鉛筆を持って歩いて、キャラクターデザインを考えていましたね。
――若いアニメーター、アニメーターを目指す人にメッセージをいただけないでしょうか。
どういうアニメーターになりたいとか、こういう絵を描きたいということも大切ではありますが、それよりも観察眼や文字を読むこと、映像を見ること、つまり考えることが重要です。とにかく、自然から学ぶことが最も大きいと思います。今のアニメーターはそういう勉強をしている人がいないように見えます。それは不勉強というだけではなく、仕事が忙しくて勉強をする暇がないという業界の事情もあると思います。だから、そういう状況と戦える人、勉強を続けられる人が今後も残っていけるアニメーターなんだと思います。
「湖川友謙 サンライズ作品画集」 湖川さんが手がけた「伝説巨神イデオン」「戦闘メカ ザブングル」「聖戦士ダンバイン」「無敵鋼人ダイターン3」の約180点のイラストのほか、 ロングインタビューなどを掲載。A4判、全144ページオールカラー。価格は4900円(税抜き)。
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