元「モーニング娘。」でガールズバンド「LoVendoЯ(ラベンダー)」の田中れいなさんが3日、東京・池袋の「あうるすぽっと」で行われた主演ミュージカル「悪ノ娘」の会見に出席。今回、“悪政”によって民衆を苦しめる王女・リリアンヌを演じる田中さんは「今までは元気な純粋な女の子の役ばかりやってきたけど、今回初めてみんなにぴったりと言われる。『殺しなさい』『ひざまずきなさい』とか暴言を吐くんですが、実際のところやりやすい」と明かし、笑いを誘った。
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それでも、役作りについて「ズバズバ言う役なのでやりやすいだろうと思ったら意外と悩んでしまった」と明かし、「そういうときはいつも田中れいなに“変換”してやっていって、リリアンヌを作っていった」と説明。「今は『ひざまずきなさい』みたいな感じなので、気持ちいいと思いながら演じている」と笑顔。「モーニング娘。から“悪ノ娘”になった」感想を聞かれると、「モーニング娘。のときからヤンキーキャラと言われたけど、こうやって皆さんの前でどぎつい言葉を言ったりすることはライブ中でもなかなかないので、新たな田中れいなを見ていただけるんじゃないかな」とアピールした。
同作は動画サイトで2008年に公開されたボーカロイドソフトによる楽曲をミュージカル化。滅びゆく王国と運命に翻弄(ほんろう)された姉弟の“絆”を描く。王国を治める王女・リリアンヌ(田中さん)はぜいたくの限りを尽くし、国民に重税を課す王女の“悪政”に民衆は苦しめられていた。やがて王女の幼き嫉妬心が隣国を滅ぼすに至り、ついに民衆は武器を手に王宮を取り囲む……というストーリー。召使のアレンを山本和臣さんが演じるほか、鈴木ふみ奈さん、高野祐衣さん、中村裕香里さん、多田愛佳さん、野久保直樹さん、鎌苅健太さんらも出演する。
会見には主要キャストが登場。田中さんについて、山本さんは「田中さん演じるリリアンヌはとてもはまり役。従順に、すぐにひざまずける感覚になっている」と語り、田中さんと初共演という野久保さんは「本当にやりやすい」と語っていた。「悪ノ娘」は4~11日、同所で上演。