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運命の出会い:ME:I・MOMONA「木村カエラさんは私のロールモデル」 音楽への情熱とファンへの愛情の注ぎ方に刺激と影響を受けた

ディズニーの実写映画「リロ&スティッチ」の日本版でナニ役の声を担当した「ME:I」のMOMONAさん

 今をときめく俳優やアーティストに、影響を受けた人について聞く「運命の出会い」。今回は、ディズニーの実写映画「リロ&スティッチ」(ディーン・フライシャー・キャンプ監督)の日本語吹き替え版で主人公リロの姉、ナニの声を担当した11人組ガールズグループ「ME:I(ミーアイ)」のMOMONAさんが、歌手の木村カエラさんとの運命の出会いについて語った。

 ◇

 私の運命の人は、オーディション番組(「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」)で国民プロデューサー代表を務めてくださった、木村カエラさんです。

 番組が終わって「ME:I」としてデビューしてからも何度も「ME:I」のライブに駆けつけてくださり、人柄はもちろん、カエラさんの音楽に対する情熱と自分の音楽を愛してくれるファンの方々への愛情の注ぎ方に、本当に多くの刺激と影響を受けました。

 昨年10月に日本武道館(東京都千代田区)で行われたカエラさんのデビュー20周年の記念公演を見に行かせていただいた時に、魂を込めて歌う姿が最高にカッコよくて、私のロールモデルだと強く思いました。

 「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」も今回の声優オーディションも「絶対に受かる!」という自信は正直なくて。

 ただこれまで自分がやってきたこと、今この場所にいられているということは、自分以外の誰かが私のことを信じてくれて、この機会があるんだなって。そのことを原動力に自分を信じて、自分を信じてくれる人を信じて、結果を気にせずに頑張るという気持ちを大切にして挑みました。

 「リロ&スティッチ」のナニ役はすごく共感しながら演じましたね。

 私は中学校1年生くらいから本格的にお仕事をしていて、この業界に入るのが早かったのですが、18歳の時に一度、進路に迷って、芸能界から離れた時期があったんですね。

 それがちょうどナニと同じ18、19歳の頃で。この2年間は本当にただただバイトをしながら、今後どうしようってすごく悩んでいた時期でした。

 ナニが、自分の将来や今いる環境、守りたい家族というはざまで悩んで葛藤している姿は、自分の18、19歳くらいを思い出すなと、すごく共感しながらナニを演じました。

 リロほど離れてはいないですが、妹もいるし、本当に同じだなって。共感できるポイントが多すぎて、ソウルメイトじゃないけど、ナニという存在は、私にとってすごく境遇が似ている大事な親友みたいな、そんなふうに感じました。

 今年3月、フジテレビの「めざましテレビ」でマンスリーエンタメプレゼンターを務めさせていただいたことも印象深いです。

 朝の生放送の情報番組で、原稿読みをやらせていただくということで、とっても緊張したのですが、メンバーたちに応援されて背中を押されて、どうにか頑張って乗り切ることができました。

 当日もSNSのグループトークで「桃奈(MOMONA)頑張ってる!」「可愛い!」と皆がポジティブな言葉を掛け合ってくれていて、本当に励まされたのを覚えています。

 グループでの活動ももちろんですが、今回初挑戦した声優のお仕事も、実際させていただいてすごく楽しいなと思ったので、また機会があればやってみたいなと思います。

 <プロフィル>

 MOMONA 2003年10月22日、生まれ、神奈川県出身。身長163センチ、血液型A型。2023年にサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」に出演。同年12月に放送された最終回で1位を獲得し、「ME:I」としてのデビューが決定した。今年、ディズニーの実写映画「リロ&スティッチ」(公開中)の日本語吹き替え版で、リロの姉であるナニ役の声を担当。米国でのオーディションを経て、演技力と歌唱力が高く評価され、声優初挑戦を果たした。

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