この「中澤実子 インタビュー」ページは「中澤実子」のインタビュー記事を掲載しています。
特撮ドラマ「牙狼<GARO>」シリーズの4年ぶりの完全新作「牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者」でメインキャストに抜てきされた中澤実子さん。演じるのは、体術に優れる魔戒(まかい)法師・コヨリで、オーディションで同役を射止めた。アクションにも挑戦し、「自分にできると思っていなかったのですが、いざ挑戦してみてすごく自信にもなったし、もっともっと突き詰めたいジャンルになりました」と明かす中澤さんに話を聞いた。
◇特技は小1から高3年まで続けたバスケ 運動神経には自信も…
中澤さんは2002年7月26日生まれ、長野県出身の21歳。2020年、「STARDUST × sweet モデルオーディション」でグランプリを受賞し、芸能界入り。CMを含む広告、ミュージックビデオ、ブランドのイメージモデルに起用され、「失恋めし」(Amazon Prime Video)、「サワコ」(BS-TBS)、「大病院占拠」(日本テレビ系)などのドラマに出演してきた。
「牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者」は、そんな中澤さんにとって、初めてメインキャストとして長期の撮影にのぞんだ作品となった。
「2カ月半、みんなで一丸となって作り上げたので、いい作品になったという自信もありますし、早く見てもらいたい気持ちと、新作のメインキャストとして、昔から続く『牙狼<GARO>』のファンに受け入れてもらえるか、という不安な気持ちと、その両方があります」
見どころは、やっぱりアクション。中澤さんの特技は、小学1年から高校3年まで続けたバスケットボールで、運動神経と体力には自信がありつつ、最初は不安な気持ちもあった。
「アクションは自分が経験したことのないジャンルで、私にできるのかなって思ったりもしました。ただ撮影が始まる前の約1カ月半、練習する時間を作っていただいたので、ここを乗り越えることで、(俳優として)一皮むけるはずと思って、ひたすら頑張りました」
◇オーディションでは“ネーティブ”の「バビ語」を披露
ただ動くだけじゃない、かっこよく見せるためのアクションは「やっぱり難しかったです」と振り返る中澤さん。“特撮”というジャンルもあってか、想像しながらの演技/アクションというのも当然あった。
「敵から攻撃を受けるのにも、どれだけの速さなのか、衝撃はどれくらいあるのか、表情も含めて、想像しながら体で表現することが大変でしたが、縮こまっていたらもったいないので、とにかく全力で、振り切ってやってみようって」
そんな中澤さんに、アクションが必須課題だったオーディション時の思い出も聞いた。実は中澤さんのもう一つの特技というのが、言葉の間に「バビブベボ」を挟んでしゃべる「バビ語」で、思わぬ効果(?)を発揮したという。
「オーディションではアクションもほめていただいたのですが、特技のバビ語にも興味を持っていただいて。いただいたコヨリの登場シーンの台本のせりふを『バビ語でできる?』って聞かれて。シーン丸々バビ語でせりふをしゃべったのが、すごく印象に残っています」
ちなみに中澤さんがバビ語を始めたのは小学生の頃。桐谷美玲さんがテレビで披露しているのを見て、友達とまねしたのがきっかけだとか。
「昔からやってきたので自然とできてしまう、英語でいうところの“ネーティブ”みたいな(笑い)。オーディションも盛り上がったので、バビ語やっていてよかったなって思います」
◇役との共通点は負けず嫌いな部分 憧れの俳優は「趣里さん」
性格的には負けず嫌いの面があるという中澤さん。長年のバスケ経験で培われたもので、今回のコヨリ役とも共通点となっていた。
「それこそバスケを始めたころは、年が四つ、五つ離れた上級生に混じってプレーしていたので、絶対に負けたくなって気持ちでいましたし、今もできなかったことに対して、落ち込みはするけど、逆にやってやろうってなるので、負けず嫌いな部分は自分の中でなくさず、頑張っていけたら」
コヨリを演じるにあたっては、芯の強さを見せるためにも、目ヂカラは常に意識。撮影を通じて「目ヂカラが良くなった」と言われたといい、「自分の強みになっていければ」とも話す。
今後も力を入れてやっていきたいのは、やはり演技の仕事。憧れの俳優は、放送中のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインとしても話題の趣里さんで、「サワコ」でも共演した。
「引き込まれる感じがすごくして、唯一無二というか、いつか私もそういう存在になれたらいいなって。憧れの存在です」
「牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者」は、1月11日からTOKYO MX、BS日テレにて放送され、牙狼公式YouTubeほかで順次配信を予定している。まずは中澤さんの劇中での活躍に注目だ。