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伊藤美来&豊田萌絵:「声優ラジオのウラオモテ」は「リアル」 「これ言っていいの?」「こんな裏話していいの?」

「声優ラジオのウラオモテ」の先行上映会に登壇した(左から)長谷川育美さん、伊藤美来さん、豊田萌絵さん、東山奈央さん

 電撃文庫(KADOKAWA)の二月公さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「声優ラジオのウラオモテ」の先行上映会が3月27日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、声優の伊藤美来さん、豊田萌絵さん、長谷川育美さん、東山奈央さんが登場した。現役女子高生声優の“ウラの顔”と“オモテの顔”が描かれるアニメで、歌種やすみ(佐藤由美子)役の伊藤さんは「やりながら出てくるせりふが今の声優さんに対してズカズカ言ってくるような言葉が多くて……。せりふがとてもリアルなんです。それを見たり、演じたりしながら『痛い、痛い』って。『これ言っていいの? こんな裏話していいの?』っていう話はみんなでアフレコ現場でしていました」と明かした。

 夕暮夕陽(渡辺千佳)役の豊田さんは「楽屋の映像で、ゴミ袋を机に張ってある風景は結構、私たちの楽屋あるあるなんです。その楽屋の映像があまりにリアルで笑ってしまいました」と語った。

 同作は、同じ高校に通う現役女子高生声優の歌種やすみ(本名・佐藤由美子)と夕暮夕陽(本名・渡辺千佳)の活躍を描くアニメで、原作は、第26回電撃小説大賞の大賞に選ばれたことも話題になった。長谷川さんが、歌種やすみの頼れるお姉さん的存在であり人気声優の桜並木乙女、東山さんが、人気声優で夕暮夕陽の事務所の先輩である柚日咲めくるをそれぞれ演じる。4月10日からTOKYO MXほかで放送される。

 声優がテーマの作品ということもあり、伊藤さんは「声優とは夢を与えられる仕事だと思います。なかなかこんな仕事はないです。しかも今の声優さんはなんでもやっている。歌もお芝居もなんでもできるスーパー職業だと思います」と話し、豊田さんは「私にとっては、当たり前というか。生きていく上で必要な空気のような存在かなって思います。人を幸せにできる職業だなと思っています。私自身、アニメが大好きというのがあるので、小さい頃からアニメを見て救われてきました。由美子や千佳の気持ちがすごくわかります。そんな声優を今自分が仕事にできているのがうれしいです」と思いを語った。

 最後に、伊藤さんは「声優ってこうやって仕事しているんだな、こういう気持ちではい上がってきているんだなみたいな、そういうリアルなところが見えてくる作品だと思います。それを皆さんがどう受け止めてくれるのか今からそわそわします。見た後に感想がいただけたらうれしいです。繊細なせりふが原作同様ちりばめられていますので、そこもチェックしてほしいなと思います。私たち自身も心を込めて演じています。それぞれが声優なので、いろんな引き出しを開けて演じていると思います。そのリアルさが伝わるといいなと思います」と呼びかけた。

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