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実写【推しの子】:齋藤飛鳥、アイドル・アイ役は「相当の覚悟」で 当初はオファーを辞退していたと明かす

ドラマ&映画「【推しの子】」ワールドプレミアに登場した齋藤飛鳥さん

 「乃木坂46」の元メンバーの齋藤飛鳥さんが11月17日、東京都内で行われたドラマ&映画「【推しの子】」ワールドプレミアに登場。今作でアイドルグループ「B小町」の不動のセンターとして輝く伝説のアイドル、星野アイ役を演じた齋藤さんは、元アイドルとしてアイドル役を演じたことについて、「私は約12年アイドルをやらせていただいて、卒業してから今作だったので、それは相当の覚悟が必要でした」と心境を語った。

 アイ役のオファーを受けたとき、齋藤さんは「ちょっとポップに書いていただけたらうれしいのですけど」と前置きした上で、「素直にやりたくなくてお断りさせていただきました。私がやる必要性はないのかなと思いました」と一度辞退していたことを明かした。

 そんな齋藤さんだが再オファーがあり、「実写化するにあたって何を描きたいかというお話を具体的にいただいて、それが狙いなら私でももしかしたら星野アイを演じられるかもしれないなと。スタッフさんの熱意も受け取らせていただきまして、頑張ってみようかなと思って受けさせていただきました」と出演に至った経緯を説明した。

 またMEMちょ役を演じた“あのちゃん”こと歌手のあのさんは、役柄との共通点を聞かれ、「性格とかは正反対なんですけど」と言いつつ、「自分の良さと悪さというか。良いところも悪いところも自分が一番理解しいてて、それを表現として出すというのは僕自身が普段ライブとかでやっていることと一緒で、共感しました」と語った。

 主演を務める櫻井海音さんは、撮影について、「これだけ人気の作品を実写化することに対して最大限の愛とリスペクトを持って接しなければと思った。自分が演じるシーンでは常に原作を毎シーン毎シーン確認しながら、再現性を追求しました」とプレッシャーと向き合いながらの撮影だったと振り返った。

 プレッシャーを感じながらも櫻井さんは、「組全体が同じ意識で作品に対して愛とリスペクトを持って同じ方向に向かっている感覚がものすごいあったので、プレッシャーよりも早く皆さまにお届けしたい気持ちにすぐシフトできました」と笑顔を見せていた。

 「【推しの子】」は、「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の赤坂アカさんが原作、「クズの本懐」などの横槍メンゴさんが作画を手がけ、2020年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、累計発行部数1800万部(今年8月時点)を超える人気マンガ。芸能界を題材に、伝説的アイドル・アイがのこした双子の兄妹、アクアとルビーの物語を描く。

 実写版(ドラマと映画)は、Amazonと東映による共同プロジェクトで、全8話のドラマがPrime Videoで11月28日午後9時から独占配信され、その続編となる映画が12月20日に全国公開される。

 イベントには、齊藤なぎささん、原菜乃華さん、茅島みずきさん、吉田鋼太郎さん、倉科カナさん、金子ノブアキさん、要潤さん、スミス監督、松本花奈監督も出席した。

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