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俳優の平泉成さんが「第49回報知映画賞」の特別賞を受賞し、12月16日東京都内で行われた表彰式に出席した。
80歳の平泉さんは、「明日を綴る写真館」(秋山純監督)で、役者人生60年で初めての主演を務めた。特別賞は同映画の演技と、長年の映画界への貢献に対して贈られた。
表彰式には、映画で共演した「Aぇ! group」の佐野晶哉さんがお祝いにかけつけ、「俳優人生60年。こんなにうれしいことがあるのか、こんなにすてきな仕事はない。車の中で成さんが熱く語ってくれたのを鮮明に覚えています」と言い、「成さんの初主演のお芝居、すてきなせりふをぜひ見てください!」と伝えた。
平泉さんは「長いことやってきましたけど、このような賞をいただくのは初めてです」と喜び、「土のついた根菜のような役者になりたい。土がついてるほうが長持ちする、そうやって60年やってきました」とコメント。
続けて、スタッフや共演者への感謝を語り、「忘れてはいけないのが、うちのかみさん。長いことありがとう。本当に感謝しています」と話した。
そして、「私はまだ、80歳です。まだです。やり残したことはたくさんあります。まだまだ頑張らないと。これかも頑張っていきます」と決意を語った。
◇第49回報知映画賞・各賞は以下の通り(敬称略)
作品賞・邦画部門:「正体」(藤井道人監督)▽作品賞・海外部門:「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(アレックス・ガーランド監督)▽アニメ作品賞:「ルックバック」(押山清高監督)▽主演男優賞:横浜流星「正体」▽主演女優賞:石原さとみ「ミッシング」▽助演男優賞:奥田瑛二「かくしごと」▽助演女優賞:吉岡里帆「正体」▽監督賞:塚原あゆ子「ラストマイル」▽新人賞:越山敬達、中西希亜良「ぼくのお日さま」▽特別賞:草笛光子「九十歳。何がめでたい」、平泉成「明日を綴る写真館」