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潤花:元宝塚歌劇団トップ娘役 初の映像作品「相棒」の現場は「魔法みたい」

「相棒 season22」第6話「名探偵と眠り姫」にゲスト出演する潤花さん

 今年6月に宝塚歌劇団を退団した元トップ娘役の潤花(じゅんはな)さんが、11月22日放送の人気刑事ドラマ「相棒 season22」(テレビ朝日系、水曜午後9時)第6話「名探偵と眠り姫」にゲスト出演する。今作が初の映像作品出演となる潤花さんに、撮影秘話や宝塚退団後の生活の変化、今後の展望を聞いた。

 ◇現場で感じた人気ドラマの“すごさ”

 宝塚を退団後、芸能事務所「アミューズ」に所属し、新たなスタートを切った潤花さん。「生活は一変しました。東京に引っ越して、たくさんの方との新たな出会いがあって。環境の変化にストレスもなく、居心地良く過ごしています」とうれしそうに話す。

 映像作品には「ずっと憧れていたんです」とにっこり。それゆえ今作への出演の喜びもひとしお。「初めての映像作品が『相棒』だなんて、なんてぜいたくなんだ!と。私自身、家族で見ていたドラマでもあるので、光栄ですし、とてもうれしかったです!」

 ただ舞台とは、勝手が違うドラマの撮影には苦戦した。

 「映像作品ならではの専門用語があるのですが、現場では言葉から分からないことだらけだったので、改めて映像の世界では“新人”なんだと実感しました。でも、水谷豊さんや寺脇康文さん、(第6話ゲストの)高橋克実さんが一つ一つ教えてくださり、助けていただきました。なんて優しいんだ!と」

 そこに、20年以上続く人気ドラマの“すごさ”を感じた。

 「私が『やりづらかったら言ってください』と確認したら、水谷さんは『全然そんなことないです。楽しくやれれば、それが何よりですから」とおっしゃってくださって。こんな温かい現場だったら、毎回ゲストの方も心地良いんだろうなと思いました。役に集中できる環境といいますか、スタッフの皆さんの“空気づくり”もすごくて。おこがましいですが、ここまでの“やりやすさ”はまるで魔法だなって思いました」

 そんな大先輩の俳優の姿を見て、自身も「こうやって温かさを与えられる役者さんになりたいです!」と目を輝かせた。

 ◇退団後は時間にゆとり

 退団後の新生活について聞くと「時間にゆとりができました!」と言い、「公演中はどうしても不規則な食生活になりがちだったのですが、今は毎日しっかり3食を食べています。自炊も頑張っています」とほほ笑む。

 俳優業以外の今後の展望を聞くと「お洋服が好きなので、ファッション関係のお仕事には携わっていきたいです。でもどんなお仕事も役者に通ずるものがあると思うので、いただいたお仕事に臆せず挑戦していきたいです」と力を込める。

 また「私がトップ娘役に就任したのはコロナ禍の頃で、ファンの方と交流する機会があまりなかったので、ファンの皆様と交流できる場も設けていきたいです。そしてそんなファンの皆様に活力を与えられるような、“新しい潤花”をお見せできたらいいなと思います!」と声を弾ませた。

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