この「藤原季節 解説」ページは「藤原季節」の解説記事を掲載しています。
見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)で、詐欺師の寛太を好演している俳優の藤原季節さん。本作が朝ドラ初出演となる藤原さんの経歴を振り返りながら魅力を解説する。
◇幅広いジャンルの作品に出演
藤原さんは1993年1月18日生まれ、北海道出身の33歳。 2013年に開催されたワークショップオーディションで、応募者総数500人の中から選ばれ芸能界入り。2014年に「人狼ゲーム ビーストサイド」で映画デビューし、その後は「イニシエーション・ラブ」「ライチ☆光クラブ」「ケンとカズ」「沈黙 サイレンス」「全員死刑」「止められるか、俺たちを」など、幅広いジャンルの作品に出演。2019年には、U-NEXTオリジナルドラマ「すじぼり」で連続ドラマ初主演を果たしている。
メジャーとインディーズのシーンを往来しながら、ジャンルを問わずさまざまな役どころに挑戦してきた藤原さん。2020年に公開された映画「his」では昔の恋人を忘れられないゲイの青年を、同年公開の主演映画「佐々木、イン、マイマイン」では俳優として鳴かず飛ばずの日々を送る主人公を好演し、第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。見る者を物語に引き込むリアリティーある演技で、若手実力派の一人として一躍注目を集めた。
さらに、連続ドラマ「監察医 朝顔」(フジテレビ系)シリーズに沖田宗徳役でレギュラー出演したほか、2021年には「青天を衝(つ)け」(NHK)に水戸藩士の藤田小四郎役で大河ドラマ初出演。スクリーンだけでなく、お茶の間での知名度も高めた。
その後も、映画「くれなずめ」「のさりの島」「わたし達はおとな」「災 劇場版」、NHKのドラマ「海の見える理髪店」「プリズム」、スペシャルドラマ「自転しながら公転する」(読売テレビ・日本テレビ系)など多彩な作品に出演し、抜群の存在感を発揮している。
◇「風、薫る」詐欺師・寛太役の衝撃
「風、薫る」で藤原さんが演じるのは、鹿鳴館で直美(上坂さん)が知り合った海軍中尉・小日向栄介。その正体は、金もうけのためにいくつもの顔を使い分ける詐欺師・寛太だった。同一人物とは思えないほどガラリと印象を変え、爽やかな好青年からどこか危険な香りのする怪しい男に“激変”。視聴者からは「別人すぎて気付かなかった」「ギャップえぐいって」「振り幅がすごい」「カメレオン俳優」「すごい俳優さんだな」などと驚きの声が上がっている。
そんな変幻自在の表現力で視聴者を驚かせた藤原さんだが、3月後半からは話題作に立て続けに出演しており、さらなる飛躍を予感させている。
3月26、27日に2夜連続で放送されたスペシャルドラマ「ちるらん 新撰組鎮魂歌」“江戸青春篇”(TBS系)では、銀髪の荒くれ者で新撰組三番隊隊長・斉藤一を好演。4月18日から地上波放送がスタートした尾野真千子さんとダブル主演を務めるNHKのドラマ「まぐだら屋のマリア」(総合、土曜午後10時)では、闇を抱えた元料理人の青年を演じている。
待機作も続々と控えており、映画「幕末ヒポクラテスたち」(5月8日公開)、「シンシン アンド ザ マウス SINSIN AND THE MOUSE」(6月26日公開)のほか、来年3月には主演映画「赤土に眠る」も公開予定。藤原さんのさらなるブレークを後押ししそうだ。
「風、薫る」での寛太役はもちろん、さまざまな役どころで多彩な表情を見せてくれる藤原さん。今後の活躍から目が離せない。