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志尊淳:「24時間テレビ」に出演 4年前に大病を経験 「僕が力になれることがあるなら」

「24時間テレビ48-愛は地球を救う-」に出演する(左から)志尊淳さん、永島龍さん=日本テレビ提供

 俳優の志尊淳さんが、8月30、31日に日本テレビ系で放送される「24時間テレビ48-愛は地球を救う-」のチャリティーパートナーを務めることが、分かった。志尊さんは「自分が経験したことも含めて僕が力になれることがあるなら精いっぱいやらせていただきたい」と意気込みを語った。

 志尊さんは4年前、26歳の時に命に関わる心臓の大病「急性心筋炎」を患い、一時はICUに入るほどの入院生活を余儀なくされた。命の尊さに直面したこの経験が、24時間テレビに参加する大きな理由になったという。

 志尊さんが向き合うのは、今年の2月に“発症率10万人に1人”といわれる小腸がんでステージIVと診断された26歳の永島龍さん。永島さんはSNSで闘病のリアルを前向きに発信し、多くの人に少しでも勇気と希望を届けたいという真摯(しんし)な姿勢が共感を呼んでいる。

 永島さんの自宅を訪れた志尊さんは、「龍くん」「淳くん」と呼び合い、「初めてとは思えない親近感」とさっそく意気投合する。同年代で野球とキックボクシングが好きという共通点もあり、和やかなインタビューを行った。

 志尊さんは「龍くんの動画を見ていると、『俺は何を言っているんだ、もっと頑張れるよな』という気持ちになる。闘い続けている龍くんに、何か少しでも力になれることがあれば」と伝える。

 「24時間テレビ48-愛は地球を救う-」は8月30、31日に放送。総合司会は上田晋也さん、羽鳥慎一さん、日本テレビの水卜麻美アナウンサーが担当する。チャリティーパートナーとは、災害復興や障害者支援などの番組企画に参加し、チャリティーの輪を広げる協力者のこと。

 ◇志尊淳さんのコメント

 --チャリティーパートナー就任への思い

 ずっと視聴者として見ていた24時間テレビに自分が携わる機会をいただくとは夢にも思っていなかったので、本当に驚きました。最初は自分に本当にできることはあるのかという心配もあったのですが、自分が経験したことも含めて僕が力になれることがあるなら精いっぱいやらせていただきたいと、今回チャリティーパートナーとしての出演を決心しました。

 僕は4年前、26歳の時に大きな病気にかかりました。その時の自分の経験、そのときに僕なりに思ったことは、今の自分を形成しているものだと思っています。視聴者の皆様それぞれに感じ方はあると思うのですが、あの経験をした自分なりに、いろんな人に寄り添っていきたいという気持ちです。

 --今年の24時間テレビのテーマ「あなたのことを教えて」について

 まさに僕自身が人と関わる上で大きなテーマにしていることです。僕は無知というのが一番怖いことだと思っています。「教えて」というのもそうだけれども、「知ろう」とすることもすごく大事で、意識しているのは自分から「知ろう」とする姿勢。知るために、教えてもらうために、どう自分がその人と関わって寄り添っていくかを心がけています。いろんな人にお話をうかがいながら、自分なりに寄り添っていきたいです。

 --上田晋也さん、羽鳥慎一さん、水卜麻美アナの総合司会と、すでに発表されているチャリティーパートナー浜辺美波さんについて

 こんなにすてきな方々と一緒にたくさんの人の思いに寄り添っていけることが心強いです。総合司会のお三方は、いつも番組で共演させていただくたびにたくさんフォローしてくださる方々なのですが、今回は僕がチャリティーパートナーということで、皆さんにフォローされるばかりではなく、一緒にいろんな人に寄り添っていければと思います。浜辺さんとの共演も心強く思っていて、同じチャリティーパートナーとして、たくさんの人に見ていただける番組を一緒にしっかりと作っていきたいです。

 --総合司会の上田さんとは昔からのご縁だとうかがいましたが

 今から10年以上前、僕がまだデビューしたばかりで、バラエティー番組の経験も浅かった10代の頃に、上田さん司会のクイズ番組に何回も呼んでいただいていたんです。今でも共演するとその都度、あたたかい言葉をかけていただきます。収録中は「次は何を振られるんだろう」とちょっと圧を感じてしまうんですけど(笑)、カメラが回っていないときに細やかに気づかってくださって。僕の中では「兄貴」という感覚があって、お会いするたびに初心を思い出して背筋が伸びる方です。

 --今回取り組まれる企画への思いをお願いいたします

 26歳でがんの闘病をされている方に取材をさせていただくことになりました。今回お会いしてみて、本当にとても明るい人で、僕自身がすごく頑張ろうという気持ちにさせてもらって、彼から元気を与えてもらいました。全力で生きている彼に、僕も全力で向き合って、彼が皆さんに伝えたいことであったり、やりとげたいことを、精いっぱいサポートさせていただければなという思いです。全力で彼のことを教えてもらい、知って、ちゃんと彼の伝えたいことを伝えていけたらなと思っています。

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