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野間口徹:「VRおじさんの初恋」でNHKドラマ初主演 “美少女アバター”井桁弘恵に恋する中年独身男性に 倉沢杏菜も出演

夜ドラ「VRおじさんの初恋」で主演を務める野間口徹さん

 俳優の野間口徹さんが、4月からNHK「夜ドラ」枠(総合、月~木曜10時45分)で放送される「VRおじさんの初恋」で主演を務めることが1月10日、明らかになった。野間口さんがNHKのドラマで主演を務めるのは初めて。野間口さんは、VRの世界で制服姿の少女・ナオキとして過ごす、さえない中年の独身男性・遠藤直樹を演じる。直樹が操作するアバターで、直樹のVR世界での姿・ナオキを倉沢杏菜さん、ナオキがVR世界で出会う美少女アバター・ホナミを井桁弘恵さんが演じる。倉沢さんと井桁さんは共にNHKドラマ初出演となる。

 ドラマは、暴力とも子さんの同名マンガ(一迅社)が原作。人生において成功体験と言えるものが無い中年の独身男性・直樹は、年下の上司から生活態度について叱られ、大した実績を上げることもできずにいた。そんな直樹の生きがいは、自分自身が少女の姿となり、VRの世界で過ごすこと。残り半年でサービスが終了する予定で、過疎化の一途をたどるVRゲーム「トワイライト」の終えんを見届けようとしていた。

 ある日、直樹は天真らんまんな美少女アバター・ホナミと出会い、恋に落ちてしまう。現実でも人付き合いが苦手な直樹=ナオキは、戸惑いを覚えつつもホナミと過ごす中で次第に心ひかれていく。しかし突然、ホナミから「もうVR世界で会うことはできない」と別れを告げられてしまう。「ケの日のケケケ」で第47回創作テレビドラマ大賞を受賞した森野マッシュさんが脚本を担当する。

 野間口さんは「まずタイトルを見て、5回ほど復唱しました。分かりませんでした。台本を読み進め、理解していくうちに、直樹という人間に寄り添ってみたくなりました。彼と、50歳になったばかりの僕との共通点は、おじさんという一点のみですが、あっちとこっちを行ったり来たりしながら、きちんと直樹に寄り添えるよう、丁寧に演じたいと思っています」と語った。

 倉沢さんは「VR世界の心と心の繋がりを通して変化するナオキを演じることに今は少し緊張していますが、原作のファンの方にも、ドラマで初めて見ていただく方にも心に届く作品にできるように精いっぱい頑張ります」とコメントを寄せた。

 井桁さんは「VRの中の人物を演じるのは初めてなのでどう映るのか、どんな風に視聴者の皆様に受け取っていただけるか不安な部分もあります。ただ、VRの世界だからこそできる表現やアプローチの可能性にとてもわくわくしています。今までにない作品になると思うので私自身も完成を楽しみに頑張りたいです」と話している。

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