この「アンサンブル インタビュー」ページは「アンサンブル」のインタビュー記事を掲載しています。
2025年1月から日本テレビ系の「土ドラ10」枠(土曜午後10時)で放送される連続ドラマ「アンサンブル」で俳優の川口春奈さんが主演を務め、人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の松村北斗さんが出演することが明らかになった。川口さんは恋愛トラブルを多く扱う現実主義の弁護士・小山瀬奈、松村さんは理想主義の新人弁護士・真戸原優を演じる。川口さんと松村さんに、今作への意気込みや見どころを聞いた。(前後編の前編)
◇松村北斗は教室でオーラを消していた?
--出演のオファーを聞いたときの気持ちをお聞かせください。
川口さん:恋愛や、毎回トラブルを解決していく弁護士という職業、家族の話など、いろんな人とのつながりがすごくつまっている作品。決してリーガルという枠だけにとらわれず、「この人のために何か解決したい」と自分を見つめ直して成長していくようなストーリーだと思いました。
松村さん:弁護士の役なんですけど、“弁護士もの”からはちょっと離れた場所にある、温かさやすごく広い意味での愛というものが中心になっています。企画書をいただいて台本を読んで、という段階で、温かくてやさしい話で、それでいて笑えるところもちゃんとあって、これは土曜22時のいろんな年齢層の方が家にいてテレビをつけている時間にふさわしいな、というドラマで、しかもこの役で出られることをうれしく思いました。
--川口さんは現実主義の女性弁護士役、松村さんは理想主義の新人弁護士役を演じられますが、それぞれの役の見どころ、魅力を教えてください。
川口さん:現実主義という部分も確かにあると思うけど、バリバリ働くかっこいい女性ということには変わりなくて、仕事とそうじゃない自分自身の恋愛観だとかにギャップというか、よろいを着けているようなキャラクターで、どちらかというと慎重派。彼女自身も恋愛とか母親との関係性に少し悩んでいて、「このままでいいのかな」っていう問題も持っているので、そこが回を重ねるごとにどうなっていくのかが見どころです。
松村さん:一つは広く愛というものを大事にしているキャラクター。理想主義っていうところもあるし、たくさんの方が憧れる人物像なのかな。「あの人いいな」「自分もそういう考えをできる人間になりたいな」と思うような人物像な気がしていて、僕自身がちょっと憧れをいだいた人物像だったんですけど、役としてはまずはそこが毎週1時間、見ていたくなるような魅力があると思います。川口さんの役とは正反対のキャラクターなんですけど、正反対であることを別に責め合うわけではなく、寄り添う時間もたくさんあるというのが僕の役も川口さんの役も魅力かなと思いました。
--お二人は今回初共演になりますが、お互いの印象、出会う前の印象などをお聞かせください。
松村さん:僕はいろんなところで言っていこうと思っているんですが、川口さんの高校の後輩なんですよ。ちょっと特殊で、学年は違ってもホームルームだけ一緒だったんですが、まあしゃべる、しゃべる(笑)。きょうは「怖いな、飲み込まれちゃうんじゃないか」と思って来て……。そういう勢いの強さとかの意味で、自分の中でキャラクター化するとアナコンダみたいなイメージで……。もちろん、見た目はまったく違ってお美しいですよ!
川口さん:やめて、絶対書かれるじゃん!(笑)
松村さん:柄の強いでっかいやつ(笑)。会ってお話ししたら、それもそれで怖いんですけど、話しやすくて怖かったです。
川口さん:私は“初めまして”だと思ってたけど、「同じ教室にいましたよ」って言われて、めっちゃ衝撃で。たぶんオーラを消していたんだろうなって。でも普段は、役者さんとしても、グループでいらっしゃるときもめちゃくちゃ華のある方だから、そこのギャップにビックリだなという印象です。個人的にもいろんな作品を見させていただいて、すごく大好きな役者さんでもあったから、純粋に今回ご一緒できるのがうれしかったし、本当に作品によって全然違う表情をされる方だなという印象があるので、今回もすごく楽しみにしていました。
松村さん:僕もさっきのはうそで、すごく楽しみにしていました!(後編に続く)