立体パズル「ルービックキューブ」の世界最速記録(10日現在)を持つ米国在住の16歳、コリン・バーンズさんが8月29日、東京都内で開催中の「ルービックキューブデー2015」のイベントに登場した。同パズルの2007年の世界大会チャンピオンの中島悠さん、09年の4×4×4部門チャンピオンの大村周平さんとのデモンストレーションマッチで、その腕前を披露し、会場に集まった観客を喜ばせた。
「ルービックキューブ」は、ハンガリーの芸術アカデミーのエルノー・ルービック教授が発明した6色の正方形の立体パズルで、26個のサブキューブを上下左右に自由に回転させて楽しむ。日本では、ツクダオリジナル(現メガハウス)が1980年から発売開始し、初年度販売実績が8カ月で約400万個という大ブームとなった。ルービックキューブの大会は、世界キューブ協会による規定に基づき、速さを競う、片手で回すなど、さまざまな内容で実施されている。バーンズさんは、今年4月25日に米国で開催された大会で5.25秒という驚異的な速さで世界記録を作った。イベントは、同パズルの日本国内発売35周年を記念して開催され、バーンズさんらは、公式試合形式の対戦、片手だけでキューブをそろえる対戦のほか、同パズルの進化形「ルービック ミラーブロックス」などで対戦した。